190322 鶴見隆史 / 『Dr.鶴見の体の中からきれいにする 酵素ごはん』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★鶴見隆史 / 『Dr.鶴見の体の中からきれいにする 酵素ごはん』



●摂ってはいけない脂


・トランス型脂肪酸


 マーガリンやショートニングファットスプレッド


 ニューヨークではマーガリンは販売禁止になっています。


 トランス型のマーガリンは、

 植物油を加工して作る人工的な食品で、

 体内ではまったく代謝できません。


 そのうえ、細胞膜の一部を形成し、

 質を悪化させる悪玉脂肪です。



・過剰なリノール酸


 大豆油、コーン油、サラダ油など


 リノール酸が多く含まれた植物油(オメガ6油)は、

 必須脂肪酸のひとつです。


 しかし過剰に摂ると病気の元になります。

脳卒中心筋梗塞、癌など)


 スナック菓子やマヨネーズ、大豆や小麦、

 米、加工食品などに多く含まれるので、

 過剰摂取にはご注意を。


 なお、最近の研究では、リノール酸を摂るときは、

 体によいα-リノレン酸(オメガ3油)を同量摂ると、

 前者の悪影響は一掃できることがわかっています。


 
・酸化した油


 どんなに体にいい油でも、

 長時間空気にさらすと酸化します。


 酸化すると、血中に過酸化脂質(老化の原因のひとつ)が発生し、

 動脈硬化をはじめ、万病の大元になるので要注意です。


 酸化すると腸の汚れも進み、

 酵素をたくさん消費してしまいます。


 作り置きの天ぷらやポテトチップス、揚げ煎餅など

 油を使ったお菓子も酸化が進んでいます。


 外食の油もの料理はかなり酸化しているので気をつけましょう。



●良い油

・α-リノレン酸(オメガ3油)


 リノール酸(オメガ6油)は体に良くないけれど、

 麦や米など食材に含まれているので

 無意識のうちに摂ってしまうことになります。


 その悪影響から体を守るのに有効なのが、

 α-リノレン酸(オメガ3油)です。


 中性脂肪を下げたり、

 高血圧の予防になったりと、いいことずくめ。


 とくにおすすめはフラックスオイル(亜麻仁油)です。


 ただし、この油は酸化しやすいので、

 加熱せずドレッシングなど生の状態で使うことがポイントです。


 α-リノレン酸は天然の魚や貝、海藻類、くるみ、

 緑黄色野菜、豆などに含まれています。


・酸化しにくい油

 ごま油、パームオイル、ラードなど

 菜種油も、油の中では参加しにくい部類に入ります。


●脂肪分解酵素がたくさん含まれている食材

きゅうり。

ホスホリパーゼという脂肪分解酵素がたくさん含まれていて、

すりおろすと脂肪分解酵素が増えるのでさらに良いというのです。



●「生野菜+果物だけ」もXです。

 生食だけの食生活を送っていると、

 ホモシステインという物質が増えてしまいます。


 これが蓄積されると、

 心疾患や血管系の病気を引き起こしやすくなります。


 ホモシステインに働きかけるのがB12なので、

 しじみ、あさり、レバーなど

 B12の多い食品も摂りましょう。


 また、生野菜の細胞膜は壊れにくく、

 よく噛まずに食べると消化不良を起こします。


 だからすりおろしたり、低速ジューサー

 ジュースにして飲むのをオススメしています。



●糸寒天

 天然の食物繊維、ミネラルがたっぷり。



※実践は自己責任で。


#読書 #健康