190423 土井英司 / 『土井英司の「超」ビジネス書講義』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★土井英司 / 『土井英司の「超」ビジネス書講義』
●厳しい時代に業績を上げる3つのポイント
(1)時代の波に逆らわない。
(2)人々のニーズを冷静に見極める。
(3)誰も提供できていないサービスを「逆張り」で提供する。
●比喩的に言えば、ビジネス書とは食品のようなものです。
旬がある。鮮度が命。
いいものであればあるほど、「腐って当然」です。
旬で鮮度のいい食品は、栄養価が高くて味がいい。
□米山稔会長『ヨネックス米山稔 負けてたまるか。』
私は心底、反省した。情報収集を怠り、技術で後れをとった。
『石油の時代』がナイロン、プラスチックという新材料を生み、
漁業の現場を一変させつつあることに、どうして気づかなかったのか。
□エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』
自由は近代人に独立と合理性とをあたえたが、
一方個人を孤独におとしいれ、そのため個人を不要な無力なものにした。
人がなぜファシズムや全体主義にとらわれていくかが
非常にわかりやすく書かれています。
全体主義から逃れ、ようやく手にしたはずの自由であっても、
しばらくすると重荷になってくるということも、
この本を読めば理解できます。
支配から逃れて自由になったとたん、
再び支配を求めてしまう人間心理を鋭い洞察で描き出したという意味で、
稀有な名著といっていいでしょう。
人は振り子のように揺れながら歴史を刻んでいきます。
革命、戦争、反勢力の台頭によって
王様もしくは独裁者が支配する全体主義は個人主義となり、
個人主義になれば全体主義がよしとされます。
自由を得ればさびしくて愛を求め、
愛を得ると息苦しくて自由が欲しくなる。
小から大へ、大から小へ。
重から軽へ、軽から重へ。
混沌から秩序へ、秩序から混沌へ。
一つの価値観が飽和すると、対極にある価値観へと振り子は振れます。
貧しい人が豊かさを求めて必死に努力し、
ようやくありあまる富を手に入れても、そこで満たされるのではありません。
豊かになると今度は「貧しさこそ清らかで美しい」と感じます。
#読書 #人生訓