190424 岡本和久 / 『「確定拠出年金」最良の運用術』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★岡本和久 / 『自分でやさしく殖やせる「確定拠出年金」最良の運用術』



●バリュー平均法

1991年に米国のマイケル・エデルソン博士が発表した積立投資手法。

時価残高があらかじめ定めた金額になるように

定期的に資金を投入していくというもの。


「あらかじめ定めた金額」を「バリュー経路(バリュー・パス)」といいます。

時価で評価した積立の目標累計金額のことです。


価格の安いときにはドルコスト平均法よりもさらに多く、

価格が高いときにはドルコスト平均法よりもさらに少なく買うことによって、

積立投資の効果を一段と高めることが期待できます。


また、相場が急騰して時価残高がバリュー経路を上回ったときには

超過分を売却します。



例:

月10万円の積立

1回目 価格 10000円 → 10口の買い付け



2回目 価格 12500円 → 時価は125000円になっています。

また、前月100000+今月100000=200000円分積み立てると決めています。

そのため、 200000-125000=75000円分、6口を買い付ける。



3回目 価格 10000円 → 時価 10000x16口=160000円

また、今月までに 300000円 積み立てることになっているので、

300000-160000=140000円分、14口を買い付けます。



4回目 価格 7500円 → 時価 7500x30口=225000円

積立予定分 400000-225000=175000円、23.3口を購入。53.3口に。



5回目 価格 10000円 → 時価 10000x53.3口=533000円

積立予定分は 500000円を33000円超えていますので、

この金額に相当する 3.3口を1口1万円で売却します。


5回目までの投資額

100000+75000+140000+175000-33000=457000円

→資金457000円で、積立額(時価)500000円を達成。



このようにバリュー平均法では売却が起こることがあります。

マーケットが上に行き過ぎたら超過分を現金化しておき、

下がったときに余分に買うための

準備金として取っておくことで効果が大きくなります。



確定拠出年金 スイッチング

これまでに積み立ててきた資産の商品構成などを変更すること。

商品Aの一部を売却して商品Dを購入する、といった手続きです。


スイッチングをするケースとしては、

主に「利益を確保する場合」と

「(資産配分の)リバランスを行う場合」とがあります。


スイッチング自体には手数料がかかりませんが、

一部の信託財産留保額(売却時手数料)が設定されている

投資信託を売却する場合には、売却金額から手数料が差し引かれます。

また、売却・購入それぞれに数日かかりますので、

スイッチングには日数がかかることを留意してください。


出展:
https://www.resona-tb.co.jp/401k/begin/difference-change-switching.html



ドルコスト平均法は投資すべき金額を

確実に一定期間内に投資をする必要があるときに向いている戦略だと言えます。


長期間にわたって積み立てるときに、

価格の変動を考慮しつつより高いリターンを狙うためには

バリュー平均法が向いています。

高くなりすぎたら売却し資金をリザーブ口座にプールしておき、

価格が低下したときにより多くの資金を投入できるように

準備しておくことにより、積立効果を一層高めるのです。



●オーバーシュート

マーケットの行き過ぎた動き。


●投資方針書

(1)目的


(2)運用目標


(3)投資環境と投資方針

世界経済や金融市場の動き、どんな金融商品を購入するか


(4)基本ポートフォリオのアセット・ロケーション

口座、割合、積極・消極


(5)アセット・ロケーション


(6)銘柄選択


(7)売買執行方針

ドルコスト平均法、バリュー平均法 など


(8)モニタリング

年●回、四半期ごと など


(9)リバランス

リバランスの条件 株価の上昇・下降、全体に対する比率 など


(10)投資方針の変更

市場環境、個人的環境の変化。

全金融資産の●割以上に影響を与える出来事 など



●人生における3つのステージ

(1)学びの時代

(2)働きの時代

(3)遊びの時代

60代の中ごろから。


「観世音菩薩は、

 いかにしてこの娑婆(しゃば)世界に遊ぶや。

 いかにして衆生(しゅじょう)のために法を説くや。」という言葉があります。


 本来の「遊び」は何もしないでボーっとしていうのでもなければ、

 銀座で豪遊するのでもない。


 修行をしながら人々をよい方向に導くために諸国を歩くということです。


 次の世代、次の次の世代の人々に自分の人生体験を語り、

 そこから若い世代が人的資産を高めることができるようにしてあげる。


 まさに、「遊び」は観音様の遊化(ゆけ)なのです。



□岡本和久『100歳までの長期投資 コアサテライト戦略のすすめ』

□岡本和久『資産アップトレーニング』



※実践は自己責任で。


#読書 #財テク