190426 チャールズ・エリス / 『敗者のゲーム』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★チャールズ・エリス (著)、鹿毛雄二 (訳) / 『敗者のゲーム』
●自分の会社の株には~どんないい会社でも~投資しないことだ。
会社に勤めているということはそれ自体、
収入のすべてを依存しているという意味で
「リスクを取っている」からである。
●年に一度、特定の日を、あなたの「運用を考える日」として決め、
1時間ぐらい静かに考えて、
次のような質問に対する答えを文書で整理することをお勧めする。
・引退後の生活を送るうえで、
年金、社会保険以外に、どれぐらいの収入が必要か?
・引退後の生活期間を何年とおくか?
・どの程度の支出水準であれば、十分やっていけるか、
また何とかやれそうか?
・引退後の生活の準備として、
どの程度の資産を用意すれば十分か?
・自分自身と配偶者の医療・介護費用を、
インフレ調整後ですべてカバーするには、
どれだけ保険に加入すればよいか?
・家族の一人ひとり、その他特別の人に対する遺産として、
どの程度を考えるべきか?
・社会への寄付を考えるとすれば、どの程度の資産が必要か?
□ベンジャミン・グレアム、デビッド・トッド『証券分析』
「長期投資家は直近の経験から影響を受けすぎないように注意すべきだ」
●賢明な資産家は、保有する資産の管理をよく考え、
配偶者や子や孫への影響も十分考慮している。
●ウォーレン・バフェット
「子供に残す理想的な金額は、
それで(したいと思うことを)何でもできる額であり、
何もしなくてもよい、と思わせてはいけない。」
●ビル・ゲイツ
「私が財産を社会にお返しし、
子供にはその一部しか残すべきでないと考える理由の一つは、
それが子供たちにとってよいことだと思うからだ。
彼らだって働きに出て、社会に貢献すべきなのだ。
それが充実した人生を送る重要な要素だと思う。」
●投資家は、自分の置かれた投資環境やリスクに対する精神的な許容度、
マーケットの歴史を詳しく把握しておく必要がある。
市場の現実と、投資家側の経済的・精神的なニーズの間にずれが生じると、
2008年にも見られたように決してよい結果は生まれない。
●ウォーレン・バフェット
「投資は単純である。
しかし、単純なことを実行するのが難しい。」
●物理学者 リチャード・ファインマン
「疑問を持つことから創造は生まれる。」
●ソクラテス
「反省のない人生は生きるに値しない。」
●チャールズ・エリス
「投資に成功するということは、
値上がり株を見つけることでも、
ベンチマーク以上の成績をあげることでもない。
自ら取りうるリスクの限界の範囲内で、
投資目的達成のため、
市場の現実に即した長期的な投資計画、
特に資産配分方針を策定し、
市場の変動に左右されず、
強い自己規律の下で、その方針を守ってゆく、
ということだ。
そうすれば、長期的な経済成長に見合う
各資産の長期リターンを獲得することができるという。
●本書の基本メッセージ
まず自分自身の目標と限界を確認し、それをもとに運用方針を策定せよ。
※実践は自己責任で。
#読書 #財テク
敗者のゲーム〈原著第6版〉 1,836円 |