190428 吉越浩一郎 / 『「社長」を狙うか、「社畜」で終わるか。』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★吉越浩一郎 / 『「社長」を狙うか、「社畜」で終わるか。』



●売れない理由の1つに、

先に行き過ぎている商品は売れないという法則がある。

時代の一歩先を行くと、その商品は売れないのだ。


では、売れる商品はというと、

一歩ではなく半歩先を行っている商品なのである。


先見力とは、この半歩と一歩の違いを見きわめられることをいう。


現場で泥臭い仕事に励みながら現場感覚を磨くことが、

すなわち先見性を身につける最良の方法であり、

それに尽きるということだ。



●大局観=好奇心と身軽さを考える力を併せもつこと。



土光敏夫

物事を成就させる力は何か。

その力の中にはむろん能力があろう。

だが能力は必要な条件であっても十分な条件ではない。

十分な条件とは、その能力に、

起動力、粘着力、浸透力、持続力などを与える力である。

そのような諸力を、私は執念と呼びたい。



抵抗勢力は話し合いで潰せる

私はとりあえず7~8割のところで折り合いをつけることにしていた。


合意点が私の意図するところとズレていても、

実際に結果を見れば、部下も結果が中途半端であることに気づくはずだ。


残りの2~3割を納得してもらうのは、それからでも遅くはない。


さらに言えば、

その段になれば部下からもっと良い提案が出てくるかもしれない。

部下がやり終えた時点で、

その案件の精神的なオーナーシップは部下に移っているからである。



●日本はGNN(義理、人情、浪花節)の国



●コーニング社(アメリカ、特殊ガラスやセラミックの分野)

コーニングが描く未来の生活空間がyoutubeにアップされている。

https://youtu.be/f4OwYoykYDU



□『日本海軍400時間の証言』



●私が社長としていちばん尊敬するのはジャック・ウェルチだが、

リーダーシップという観点では、

ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニにも学ぶところは大きい。



●日本の学校教育で私がもっとも致命的だと思うのは、

「この社会は競争が基本であり、

 生きていくというのはコンクールの連続なのだ」

 という当然の現実をきちんと教えていないところだ。


 もちろん競争から降りるのは自由だし、

 たいして努力をしなくても、いまの日本なら生きていける。

 だが、それには、一生結婚しない、子どももつくらない、

 年をとっても最低賃金のままでいいという覚悟が必要だ、

 ということを教えない。


 いまだに知識の詰め込みが中心というのも、およそ先進国とは思えない。

 社会が必要としているのは、

 すでに世の中にある答えをたくさん暗記している人ではなく、

 自分で問いを立て、自分の頭で考えてその答えをだせる人間だ。


 これからは、自ら学ぶ力の育成を第一に考えなければならない。


「馬を水辺に連れていくことはできるが、

 水を飲ませることはできない」とあるように、

 生きていくのに本当に必要なことを学べるかどうかは、最後は自分しだい。

 そういう意味では、いま日本の学校教育に求められているのは、

 教育よりも「習育」のほうだ。



□『自由と規律』



JAL フィロソフィ

https://www.jal.com/ja/outline/conduct.html



□英 エコノミスト(編)『2050年の世界』

世界全体のGDPに占める日本の割合は、

2010年の5.8%から1.9%にまで低下する。

さらに、1人当たりのGDPは、

韓国の105に対して日本は58と、韓国の約半分になるというのだ。



●評論家 船橋洋一

「これから世界で存在感を示すのは、中産階級大国か、

 若者の勤労意欲や社会・政治参加、高齢者を支えるコミットメントを

 上手に引き出せるスマート・カントリーのどちらかで、

 いずれもグローバル化の活用がカギとなる。」



●リタイヤ後は決して余生ではない。


 仕事という重荷がなくなり、

 自由にやりたいことができる「本生(ほんなま)」だ。

 人生の醍醐味はこの本生にこそあるといっても過言ではない。


 ところが、現役の間に経済力とともに、

 自立した人間としての強さを獲得しておかないと、

 会社という支えを失った途端、何をしていいかわからなくなり、

 それころ惨めな老後になりかねない。


 日々の自己研鑽を怠らなければ、社長になれなかったとしても、

 自立したタフな人間の顔が手に入る。

 その顔は、リタイヤ後の充実した本生を約束してくれるパスポートだ。



#読書 #人生訓 #ビジネス