190603 立石美津子 / 『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★立石美津子 / 『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』



●こんなお母さんは、子どもを苦しめます。

(1)完璧主義のお母さん。

(2)「あなたのためを思って」が口ぐせの過保護なお母さん。

(3)「一番にならないとダメだ」と思っているお母さん。

(4)自分が果たせなかった夢を子どもに託しているお母さん。

(5)「努力は報われる」と思っているお母さん。

(6)子どもの短所をたくさん見つけてしまうお母さん。

(7)できない時にだけ叱り、できた時にほめないお母さん。



●「テキトー母さん」6か条

(1)期待しない。

(2)他の子どもや兄弟と比較しない。

(3)親バカになる。

(4)ママ友と群れない。

(5)育児本に頼らない。

(6)世界中を敵に回しても子どもの味方になる。



●私は、一番良い子育てとは、

 子どもを縛らず、親の価値観を押し付けない、

 力の抜けた「テキトーさ」を持って子どもと接することだと考えています。


 そんな「テキトー母さん」になることが、子どもを自立させ、

 お母さん自身が悩んだり苦しんだりすることのない、

 幸せな子育てにつながります。



●子育ての目的は「自立」。


 そして自立するために一番大切なことは、自分を好きでいること。


 自分を好きで自信を持てるからこそ、どんな辛い事があっても、

 それを乗り越え人生を切り拓いていくことができるのです。



●わかりにくく言わない。

例:

「早く片付けなさい!」

→あと「100数える間に片付けよう」


「友達を思いやって、優しくしなさい」

→「友達の顔や体つきのことを言葉に出すのはやめよう。

 嫌な気持ちになるでしょ。」


「静かにしなさい!」

→「小さな声で」「声のボリューム”1”にして」


「走らないの」

→「ゆっくりと歩こうね」



●自分で気付かせよう。

例:

「片付けなさい」

→「散らかってると気分が悪いな-」



●赤ちゃん言葉を使わない。

 大人が子どもに話しかける時に、幼児言葉に変換することなく、

 ただただ大人が普通に喋るのを聞かせていればいいんです。



●「努力は報われる」と思わない。

※ダイエットと同じと考える。


 過程を認めるのが親の役目。


 結果がでなくても、努力したことが無意味になるわけではありません。

 テストのための勉強は、合格ラインに到達しなくても、

 相応の学力が付いた点で報われています。


 親は、「残念だったね。でもがんばって勉強していたから

 感心していたんだよ」と、がんばった過程を認めてあげれば充分です。


 結果が伴わなかった時や、失敗してしまった時こそが、

 子どもが大きく成長するチャンスです。

 そして、努力しても報われなかったという小さな挫折体験が、

 タフな精神を作り、人生を切り拓く強い武器になります。


 悪い点を取ってきても、決してネチネチ叱らないようにしましょう。



●”授業がよく理解できるから”集中でき、聞く力、聞く態度が育つのです。

 聞く態度だけ育てても、内容がわからない話に

 集中なんてできるわけがありません。


 ですから、文字の読み方と算数は

 理解できる状態で入学させたほうが良いのです。


 20までの数とひらがなの読み書きは、

 最低限できるようにしておきましょう。



●ムダに考えさせない。

 知らないことは答えられない


 インプットの工夫の例

親「ササミは肉?野菜?どっち?」

子「や・・・」

親「(に!)」の形の口をする。

子「肉!」

親「正解!ピンポンピンポーン!」(拍手してほめる)


ヒントを与えて正解させてしまいましょう。

まずやるべきは答えを教えること、

ひたすら「録音」するようにインプットすること。


「自分で考える」ことは大切です。でも、それは知識を得た後の話。

もっと大切なことは、考えるための材料を与えること。



#読書 #子育て