190604 トム・ケリーら(著) / 『発想する会社!』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★トム・ケリーら(著) / 『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』



●沸騰している湯に片端を浸すと指を火傷する細い銅の熱パイプは

 もともと航空宇宙業界で、重要な部品を冷却するのに使われているものなのだ。


 IDEOブレインストーミングから生まれたアイデアは、

 これをモバイル・コンピュータのマイクロプロセッサーのチップを

 冷却するのに使うことだった。



●種まきの7つのヒント

(1)雑誌の購読とネットサーフィン

 自由な時間に、雑誌(そして本)に目を通すこと。

 ネットサーフィンも忘れてはならない。


 私たちはこれを「アイデアの浅瀬を歩きまわる」と言っている。

 だから遠くへ行けば行くほど好ましい。


(2)映画監督になる。

 映画監督の視点を身につけて、観察の達人になろう。

 世の中を小さなシーンに分けて、

 ちょっとした仕事をしている人びとにも目を配ろう。


(3)一般公開する。

 定期的に一般公開日をもうけて、

 あなたの会社が最も得意とする分野を、さらに広げよう。


 いくつかのおおまかなプロトタイプを見せてもいいし、

 現在取り組んでいるものについて説明する

 簡単なボードをつくって展示してもいい。


(4)さまざまな主張に耳を傾ける。

 民族や文化の多様性が話題になることは多い。

 精神の多様性も同じくらい重要になりうる。

 人と異なる視点から意見を主張する人はつねに必要である。


(5)アウトサイダーを雇う。

 新しい血は会社を活気づけ、新しいアイデアをもちこんでくれる。


(6)ちがう人間になってみる。

視覚障害者のための読書機器をデザインした際、

 目隠しをして作業をしてみたという例。


(7)二種以上の仕事ができるように訓練する。

 他のビジネスから選びだした小さな訓練やプロセスから

 利益を得ることがある。



●家畜脱出防止溝

牧場主の多くは高価なスチール製の脱出防止溝、

つまり蹄のある動物が越えられない、つるつるすべる格子を設置する。


だが、家畜が格子に気をつけることを覚えてしまったら、

牧場主は白いペンキで道に縞模様を書く。


ウシはそこに近づかなくなる。



●人びとが新しいテクノロジーを受け入れるのに時間がかかるとき、

 仮定を見直す必要があるということだ。


 ときには、選択できる最も賢い道が、

 かぎられた狭いアプリケーションの開拓といった

 控え目なステップである場合もある。



シリコンバレーマーケティングのエキスパート

 リージス・マッケナ


 FUDファクターの三要因

 F=Fear 不安、U=Uncertainty 不確かさ、D=Doubt 疑い


 FUDは論理的でない部分があるかもしれないが、非常に実際的だ。



●シャワーテック

 短時間で手軽に設置できます。手先が器用でなくても大丈夫。

 そして曇らない鏡。


#読書 #ビジネス #デザイン