190604 デービッド・A. アーカー『カテゴリー・イノベーション』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★デービッド・A. アーカー (著)、阿久津聡、電通ブランド・クリエ-ション・センター (訳)
 / 『カテゴリー・イノベーション―ブランド・レレバンスで戦わずして勝つ』



●新しいコンセプトを探し当てるキーワード(例)


・顧客から聞いた満たされていないニーズ

エスノグラフィ調査

・観察

・意図していなかった用途

・顧客と組む

・顧客以外の消費者

・市場トレンド

・グローバル・リバース・イノベーション

・オープン・イノベーション

ロールモデル(模範例)

・他社の製品・サービス

・技術

・企業の資産と能力

・カテゴリーあるいはサブカテゴリーの定義



●満たされないニーズを探る方法

・ざっくばらんに顧客と話すこと。


・ホームページ、フリーダイヤル、ソーシャルメディア・サイトなどから

 日々得られる顧客の意見。


・現在の製品・サービスの範囲を越えるものを要求している顧客に注目する。


 例えばインテルは、電卓メーカーである日本の顧客のニーズを突き止めた結果、

 マイクロプロセッサの設計を開始した。



●「問題調査(problem research)」と称される体系的なアプローチは、

 満たされないニーズの定量化を行うものだ。


(1)製品やサービスの潜在的な問題をまとめたリストを作成する。

(2)100~200人を対象に、各問題について、

 (i)その問題は重要、(ii)その問題はよく起こる、(iii)解決法は存在する

 の各々について点数をつけてもらい、合計点に従って優先順位をつける。



エスノグラフィ調査

 対象者の生活を一緒に体験することにより、

 対象者の属する集団を感覚的・視覚的に理解するのに適した手法。

(出展:https://u-site.jp/service-design/ethnography/


 本人も気づいていない、満たされないニーズを探ると、

 それに対応する独創的な製品・サービスを開発する基盤が得られる。



●人類学者 グラント・マクラッケン

 エスノグラフィ調査の2つの重要なスキル

(1)いつもと何かが違うことに気がつく能力。

 気がつくということは、観察でき、説明できるということである。


(2)人が何を感じているかを理解する能力。



日経BPコンサルティング「ブランド・ジャパン」(有料サービス)

https://consult.nikkeibp.co.jp/branding/brand-japan/



●HP共同創業者 デビッド・パッカード

 偉大な企業が自滅するとすれば、

 チャンスが少なすぎることによる「飢餓」が原因ではなく、

 チャンスが多すぎることによる「消化不良」が原因である可能性が高い。



●作家、競馬評論家 リチャード・サスリー


 勝ち馬に十分に賭けたという人はいない。



#読書 #ビジネス #アイデア