190618 永六輔 / 『大往生』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

永六輔 / 『大往生』



井上ひさし

「むずかしいことをやさしく

 やさしいことをおもく

 おもいことをおもしろく」



●「人間、今が一番若いんだよ。

 明日より今日の方が若いんだから。

 いつだって、その人にとって今が一番若いんだよ。」



●「元気な老人は、疲れた若者に優しくして下さい。」



●福祉担当の人たちが大学を出たばかりのパリパリ。

 ここには、当然ながら高齢者がいない。


 老人問題を理屈ではわかっていても、身体ではわかっていない。


 福祉担当のスタッフに定年後の人たちを加えることはできないのだろうか。

 若いスタッフの中に一人でもいいから、老人をおいてほしい。


 身体で考えることのできる人がいれば、福祉行政は必ず変わってくる。



●老人ホームで働く介護の若者

「老人を預けに来た家族が週休二日制でさ、

 その老人を世話している俺たちが、なんで休みがとれないんだよ!

 他人に親を押しつけやがって、面会に来て孝行面をするんじゃねェよ」



●「老人ホームはお洒落な二枚目のお爺さんを探しています。

 素敵なお爺さんがいるだけで、お婆さんたちが、

 みんないいお婆さんになりますから」



●平均寿命を過ぎたら、好きなものだけ食べればいいのだ。

 日本人ってカロリー計算が好きですネ。



●デパートにも「シニアコーナー」という売り場ができた。

 そこで見かけたのは、なんと、子供用品のいろいろ。

 そこに書いてあったのは・・・

「お孫さんの人気をあなたが独占!」



●「九十歳を過ぎましたら周囲が年寄り扱いしますんで、

 こちらも逆に気を遣うんでございます」



●医学の進歩も含めると、「七掛け」でちょうどというのだ。

 つまり七十歳は四十九歳で考えるべきだと。



●「八十五歳の親父を八十二歳のおふくろが車椅子に載せて、押すんだけど-

 車椅子ってのは、そういうふうにはできてないんだよ。

 押すほうが、若くて力があるとは限らないんだけどね」



#読書 #人生訓