190906 狩野みき / 『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★狩野みき / 『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』



●「冷静力」をつけるためのエクササイズ


(1)自分とは違う考えを持つ人のことを

 「変な人」と思ったり、「私が悪いんだ」などと価値づけしない。


(2)「この人はなぜこういうことを言うんだろう」

 とその人の立場に想像をめぐらせる。


 ・よく知っている人なら

  この人ってこういうことをいつも言うタイプ・性格だったかな?

  このような性格になった背景には何があり得る?

  という具合に想像していく。


 ・性格などをよく知らない人なら。

  こういうことを言う背景には何があり得る?

  どんな人生を歩んできたのかな?

  など、その人の立場をできる限り想像してみる。


 気をつけるべきは

「こういうこと言っちゃう人ってかわいそう」

 などと変な哀れみの精神を持たないこと。


「人間って興味深いなぁ」という、

 いい意味での人間観察の姿勢が大事です。



●Show & Tell

 子どもがお気に入りの物について発表する。



●「ん?」に気づく、認めてやる

 「何かおかしい」、「なんだかわからないけれど納得がいかない」

 といった気持ちの存在にきちんと気づいてやる、ということです。


 自分の中にある「何かおかしいという気持ち」の存在に気づいたら、

 次は、「自分にいい意味でわがままになる」ということをやってみます。


 勝手放題にふるまう、という意味ではありません。


 自分の気持ちにきちんと正直になる、という意味です。


 「何かイヤだな」と感じたとします。

 「そうか、私はイヤだと感じているんだね」と、

 とにかくその気持を自分で受け止めてやる。


 それが、自分にいい意味でわがままになる、ということです。


 自分の気持ちを認めてやったら、

 次に、その気持ちの正体を明らかにします。


・「気持ちの実体・根拠」を把握して、大事なものを認める。


 「大事なこと」の中身は、

 人に自慢できるような「すばらしいもの」であるとは限らない。


 非生産的だろうがなんだろうが、自分にとって大事なものは大事なんだ、

 と素直に認めてやればいいんです。


 イヤな部分も含めて自分を認めてあげないと、

 本当に大事なことは見えてこないのです。



●自分にとって大事なことに気づく手順

(1)モヤモヤした感情に気づく。

(2)その感情を押し殺さずに、認めてやる。

(3)その感情は何か、その正体を探る。

(4)なぜその感情を持つのか、根拠を探る。

 (→自分の大事なことがわかる)

(5)「○○は自分にとって大事なんだ」と認めてやる。
 


#読書 #ビジネス