191015  狩野みき / 『「自分で考える力」が育つ親子の対話術』 読書グラフィ今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★ 狩野みき / 『「自分で考える力」が育つ親子の対話術』



●気持ちの体温計

 ボール紙で作った体温計。


 子供が怒ったりふさぎこんだりして、

 自分の気持ちを言いづらそうにしていたら、

 気持ちの体温計を渡します。

(ひとしきり怒ったり泣いたりして、

 ある程度気持ちが落ち着きかけたときがチャンスです)。


 自分の気持がわかったら、心配しないで、

 自分の気持ちを正直に話してくれればいい。

 絶対に叱らないから。



●きちんと考えるための3ステップ

(1)まずは、理解する

 自分の意見の「対象」をよく理解する。


(2)とりあえずの意見を作る。

「自分はこう考える」と把握して、その理由を考える。


(3)意見をしっかりしたものにする。

「他の考え方もできるかな」と思いをめぐらして、納得のいく答えを出す。



●事実と意見を見分ける力をつける


 事実は、何らかの形で証明できるものです。

 一方、意見は、人間が考えたことで、1人ひとり違い得るものです。


 なぜ事実と意見を見分ける必要があるかというと、

 本当は誰かの意見に過ぎないものを事実だと思ってしまうと、

 全体像をきちんと把握できなくなってしまうからです。



●子どもが理由を探せないときの3つのコツ

(1)「きっかけ」を聞く。

 質問を「なんで?」から「いつからそう思ってたの?」に変えます。


(2)思い出を語らせる。

「好きなものにまつわる思い出」を話してもらう。


(3)似て非なるものと比べる。

 カレーライスが好きな理由が思いつかない場合、

「ハヤシライスも好き?」と聞いてみる。



●我が家のルールについて、理由を掘り下げてみよう


(1)なぜ、そのルールを守らせたいのか、理由をなるべくたくさん挙げる。

(2)それぞれの理由を、意見と事実に分ける。

(3)理由を掘り下げる。




「ゲームは1日、30分まで」

の理由を掘り下げた結果が「家族の会話は大事にしたいから」



親としての信念のようなもの



「なんで?」はやめにする。


「誰に対しても、自信を持って『これは信念だ』と言える?」

 と自問します。答えがYESなら、

「この理由は説得力がある」と判断していいと思います。



●「でも」はNGワード


 他の考え方を見せるときは、

「でも」「だけど」などの逆説の言葉を使わないようにします。


「ママはこう思うな」で始めるやり方と、「ところで」に変える方法。



●他の考え方に気づくための、代表的な4つの問い

(1)「あなたが○○の立場だったら・・・」

(2)「実際にやったら、どうなる?」

(3)「他に理由はある?」

(4)「たとえば?」



#読書 #子育て #人生訓