191016  狩野みき / 『「自分で考える力」が育つ親子の対話術』 読書グラフィ今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★ 狩野みき / 『「自分で考える力」が育つ親子の対話術』



●子育て トラブル 事例

(1)○○したくない!

「じゃあ、私を説得してみて。私を説得できたら、しなくていい」


 ただし、「説得できたら、しなくていい」と言うからには、

 親側にも覚悟が要ります。

「子どもがそれなりに説得力のあることを言ってきたら、

 自分の考えをあらためよう」という覚悟です。

 自分の発言には責任を負わなければなりません。


「説得してみて」と言うと、

 子どもはほとんどの場合、

「真剣に考えてみたら、説得できるほどの理由はない」と気づくようです。



(2)失敗しちゃった

・忘れ物

「気をつけなさい」

「今度から忘れ物をしないためには、どうすればいい?」


・「よかったじゃない!失敗できて」とあえて明るく言う。

 「なんで?」「なんでだと思う?」


(失敗について)「いつ」「どこで」「どのように」

 「なぜいつもそういうパターンになるの?」

 「原因の原因は何?」「他に原因はない?」

  ↓原因が把握できたら

 「じゃあ、どうしようか」「なんでそうするといいの?」

 「他にどんなやり方があるかな」

 「ママはこう思うんだけど」

  ↓

 「どれをやってみようか。自分で決めて」



(3)大きなイベントを前に、緊張!

「何が心配なの?」「何をするんだっけ?」

「なんで緊張するの?」

「もしもうまくいかなかったら、どうなる?」 → 何も起きない(?)



(4)弟・妹はズルい!

「どういうときに、そう思うの?」

「なんでそう思うの?」


「あなたはもう、こんなに大きくなった。

 大きくなったからこそ、ママが手伝わなくてもいいことが増えたの。

 自分1人でどれだけのことができるか、考えてみて」


「(下の子に対して)普段、まわりの人に

 どれだけのことをしてもらっているか、考えてみて」


「(自信をなくしている子どもに)

 あなたにはすばらしいところがたくさんある。

 あなたができること、得意なことを考えてみて」



・「お姉ちゃんなんだから、お兄ちゃんなんだから、ガマンしなさい」

 は言わないほうがいいと思います。

 子どもは「なりたくてお兄ちゃん、お姉ちゃんになったんじゃない」

 と反発心を強めるだけのようです。



「(上の子には)それだけたくさんのことができるようになったということは、

 あなたがそれだけ大人になったということ。

 大人になるというのは、楽しいこと、できることも増えていくけど、

 その分、ガマンしなくちゃいけないことも増えていくんだと思う。


 弟をうらやましいと思う気持ちは、ママ、ちゃんとわかったらから、

 ママもこれから気をつける。


 でも、あなたはあなたで、弟と比べて私は・・・っていう見方じゃなくて、

 私は私で、こんなにステキなんだ、

 ということをもっとわかって欲しいな」


「(下の子には)こんなにたくさんの人が、たくさんのことをしてくれる。

 みんな、あなたのことが好きだからだよ。

 自分の毎日って、けっこういいなぁ、って思わない?

 お兄ちゃんを特別扱いしないように、ママも気をつける」



#読書 #子育て #人生訓