191125 西多昌規 /  『「器が小さい人」にならないための50の行動』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★西多昌規 /  『「器が小さい人」にならないための50の行動 脳科学が教えるベストな感情コントロール法』




PTSD

大災害や戦争体験など、強い恐怖感を伴う経験によって、

耐え難い記憶が刻み込まれます。

忘れたくても忘れられない、こころの「外傷」ともいえる体験や記憶、

これを「トラウマ経験」といいます。


代表的な症状に、悪夢があります。


悪夢は、PTSDに限りません。

うつ病やストレス負荷の大きい適応障害の人にも、

くり返し同じテーマの悪夢が表れることがあります。



●イメージ・リハーサル

悪夢を打ち消すようなストーリーや、

こころが落ち着く場面が描かれた絵を描いておいて、

寝る前に読み返したり、思い出したりする方法です。


まず、悪夢の内容を書き出したあと、

こう変えたいという新しい「良夢」についての内容を書き出します。


そして、新しい「良夢」を10~15分間

くり返しイメージするトレーニングを行います。


イメージトレーニングの間、

悪夢と悪夢をどう変えたかについて簡単に書き出します。


このトレーニングを毎日行っていきます。



●心理学者 セイモア・フィッシャー博士「精神力動仮説」

 記憶や感情の処理がレム睡眠中に行われるのではないか

 という仮説が立てられた。



レム睡眠が長ければ長いほどいいというのは間違いです。

 レム睡眠はストレスの指標でもあるのです。


 たとえば、うつ病の人の睡眠を調べると、

 健康な人に比べてレム睡眠が長いことが確かめられています。


 ストレスが加わるほど、

 レム睡眠が長めになることは間違いないようです。



●健康な人では、

 レム睡眠は全睡眠中の20~25%を占めています。



●「デフォールト・モード・ネットワーク」という仮説


 目標を持って活動しているときや

 課題を達成しようという活動の真っ最中には、

 このネットワークの神経細胞は鎮静化しています。


 しかし、いったん安静・休息状態に入ると、

 この脳部位が活発に活動するのです。


「目前の課題・目標のはっきりした仕事をどんどんこなす」

 ネットワークと、

「自分を振り返ったり、反省したり、

 将来を考えたりする内省に用いる」ネットワークの、

 2つの脳神経ネットワークがあります。


 後者がデフォールト・モード・ネットワークの機能です。



レム睡眠以外の睡眠は、ノンレム睡眠と総称します。



●国際基準ではノンレム睡眠を4段階に分類します。


・第一段階、第二段階を浅い睡眠「軽睡眠」


 睡眠の中での覚醒度が比較的高い状態です。

「睡眠紡錘波(ぼうすいは)」という特徴的な脳波が見られます。


・第三段階と第四段階が深い睡眠「深睡眠」。


 脳やからだの休息、クールダウン作用があります。

 脳波上では周波数の低い大きな波形がたくさん出現するので、

「徐波(じょは)睡眠」という別名もあります。



#読書 #健康 #養生訓
 

 

西多昌規 /  『「器が小さい人」にならないための50の行動 脳科学が教えるベストな感情コントロール法』