191126 立花隆 / 『「知」のソフトウェア』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

立花隆 / 『「知」のソフトウェア』



□『雑誌の図書館 大宅壮一文庫』 ← 大宅文庫

https://www.oya-bunko.or.jp/

もともと大宅壮一が自分の仕事のための個人的資料庫として作ったもの。



●70歳を越したある大金持の老人が、自分の生まれ故郷の町に

 図書館建設の費用として何十億円とかを寄付したという話


 思う存分本を読めるようになるために、

 まず本のことは忘れて、一所懸命働いて、大金持になろう。


 その決心通り、大金持になった。


 しかし、気がついてみたら、

 本を読まないうちにすっかり年老いてしまっていた。


 いまなら本を読むための時間も金もふんだんにあるが、

 これまで本を読まない人生を送ってきてしまったために、

 もはや、本を読みたいという欲求もあまりなく、読み通す気力もない。


 自分の人生をふり返ってみると、バカげた人生だったという気がする。

 この何十億円という資産も、

 何のために作った資産かを考えるとあまり嬉しいものではない。


 こんな資産はひとつもなくてよいから、若いときにたくさん本を読みたかった。


 自分に似た若い貧しい人が、

 自分と同じような誤りを犯さないですむように、

 図書館を作ってやりたいというのが、寄付の理由だった。


 話自体は美談である。


 しかし、この老人の人生はやはり本人が認識しているようにバカげている。


 人生の目的を設定したまではよかったが、

 それを実現するための手段にのめりこんでしまい、

 手段を追求しているうちに人生が終わってしまったのである。



●既成の索引

国会図書館の「雑誌記事索引

大宅壮一文庫の分類

・レファランス・ブック『日本雑誌総覧』

・『学術雑誌総合目録』

・外国の雑誌 アメリカ The H.W. Wilson Company『Reader's Guide to  Periodical Literature』

・Library of Congress, Science and Technology Division, National Referral Center(議会図書館)『A Directory of Information Resources in the United States』



岩波ブックセンター ← 神保町 信山社(2016年閉店)



#読書 #ビジネス

 

 

立花隆 / 『「知」のソフトウェア』