191127 梅棹忠夫 / 『知的生産の技術』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

梅棹忠夫 / 『知的生産の技術』



●ここで知的生産とよんでいるのは、人間の知的活動が、

 なにかあたらしい情報の生産にむけられているような場合である。


 かんたんにいえば、知的生産というのは、頭をはたらかせて、

 なにかあたらしいことがら-情報-を、

 ひとにわかるかたちで提出することなのだ。



□メレジュコーフスキイ『神々の復活』

 レオナルド・ダ・ヴィンチを主人公にした長編小説。



●(情報)カードに書くのは記憶するためではなく、わすれるためである。



●カードの操作のなかで、いちばん重要なことは、くみかえ操作である。


 知識と知識とを、いろいろにくみかえてみる。あるいはならべかえてみる。

 そうするとしばしば、

 一見なんの関係もないようにみえるカードとカードのあいだに、

 おもいもかけぬ関連が存在することに気がつくのである。


 これはいわば、目にみえない脳細胞のはたらきを、

 カードというかたちで、外部にとりだしてながめるみたいなものである。


 きっちり決められた分類体系のなかにカードをほうりこむと、

 そのカードは、しばしば窒息して死んでしまう。

 分類は、ゆるやかなほうがいい。


 カードは分類することが重要なのではない。

 くりかえしくることがたいせつなのだ。



加藤秀俊『整理学』



●整理を実現するために、


 第一に重要なのは、それぞれのものの「あり場所」が決定されている、

 ということだと思う。


「おき場所」のおつぎは、「おきかた」の問題だ。


 おくときには、つんではいけない。

 かならず、たてる。


 横につんであれば、ならべることさえできないのだ。



●ファイルということばが、

 ラテン語で、糸・ひもを意味する「filum」からきている。



#読書 #自己啓発

 

 

梅棹忠夫 / 『知的生産の技術』