200202 マイケル・マハルコ、加藤昌治 / 『アイデア・バイブル』 読書グラフィ今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★マイケル・マハルコ (著)、加藤昌治 (監修)、齊藤勇(監訳) / 『アイデア・バイブル』



●人は人生を選べない。親を選ぶこともできない。

 いつの時代、どこの国に生まれるかも選べないし、

 育つ環境もすぐには選択できない。

 自分の死を選ぶこともできない。


 だが「どう生きるか」は選べる。

 目的を持って生きるか、ただ流されて生きるか。

 楽しく生きるか、喜びのない人生を送るか。

 希望を持つか、絶望を抱えるか。

 それは選べる。「自分で」決められる。


 世の中がどう評価しようと、あるいは関心を寄せなくても、

 自らが決意し、選べばいいだけのことだ。



●セルフイメージを扱う草分けである心理学者 プレスコット・レッキー


 現在感じている自分に対する否定的な感情は、

 実はもっと深い心の奥底にある

 本当の思考とは矛盾していることを納得させるやり方だ。


 レッキーによれば、人間には一貫性に対する欲求が本来的に備わっている。

 もしAという考えが、より強力な考えであるBと矛盾するならば、

 人間の心はBの考えを排除しようとするのだ、と彼は考えた。


 レッキーは、誰もが強く感じる「恐れ」や「思い込み」を克服するための、

 強力な梃子(てこ)となるような考え方が2つある、と提唱している。


(1)自分のことは自分でできる。

 自分の役割を自主的に遂行できるという考え方。


(2)自分の才能や能力は他人に劣るものではない。

 自分を卑下したり、侮辱を受けることはないという考え方。


 重要なことはなんだろうか?


 否定的な考えを把握・認識して、

 それを肯定的な考えと置き換えさえすればよい。


 人格全体や人生を大きく変えたり、

 よりよい人間に新しく生まれ変わらなければならない!

 なんて大げさなことではなく。



●チックタック


(1)集中して、目標達成を拒んでいる否定的な「考え・感情」を

「チック」(ネガティブ)側に書き留める。


(2)否定的な「考え・感情」に思いをめぐらせる。

 否定的な感情がどれほど非合理に物事を歪め、

 整合性のバランスを欠くことになっているだろうか?


(3)個人的思い込み、あるいはネガティブな考えを一つひとつ、

 事実に基づいたポジティブな考えにして、

「チック」から「タック」(ポジティブ)に置き換える。



●調査した結果、創造性のあるグループとないグループの間には

 たった1つの差異しかないことが発見された。それは、

「創造的な人は自分が創造的だと思っている」し、

「創造的でない人は自分が創造的でないと思っている」

 ことだけだった。



●「セルフ・アファメーション」プログラム

 セルフ・アファメーション、自己肯定の感情を増強するためには

 成功したときや自分の良い点、特長を思い出して、

 失敗したことや欠点を忘れることが大事になる。


 過去に何回失敗したとしても「そんなことは関係ない」と思うこと。


 覚えておくべき大事な過去は成功したケーススタディで、

 それを強く記憶しておく。


 成績の良いセールスパーソンは、

 1つの契約を成立させるまで何回でもやり直し、失敗することを恐れない。


 成功は成功を生む。

 小さな成功は大きな成功への足掛かりだ。


 まず初めにやるべきは、自己肯定へのリスト作りになる。

 リストにはポジティブな性格、特長など、

 自分自身の長所をすべて記録する。


 仕事、家庭、学校など生活すべての領域で過去に獲得した

「成功」を記録しておこう。


 後から思い出したり、新たにやり遂げたりしたことがあったら

 このリストに書き加えていく。


 そして過去のうまくいったケーススタディやポジティブな性格、

 パーソナリティを繰り返し思い出すようにして、

 逆に失敗したことをさほど意識しないようになるように

 トレーニングを重ねていくと、思う以上の成功が得られるようになる。



●クリエイティブ・アファメーション

 自分が創造的だという考え方を養い、強化するために、

 創造性に関するポジティブな側面を書き留めて、そのリストを利用する方法だ。


 まず数分間、自分に創造性があり、クリエイティブな存在であることを

 肯定するフレーズをいくつかメモする。


 次に、書いたメモから1つを選び、

 そのフレーズを20パターンのバリエーションに書き換える。

 表現だけでなく、一人称、二人称、三人称も使って書く。


 例えば

「私、マイケルは創造的な人間である(一人称)」

「マイケルは創造的なヤツだ(三人称)」

「マイケル、君はクリエイティブだなあ(二人称)」

「マイケルはこの集団の中で最も創造的な人だ(表現違いx三人称)」


 ネガティブな考えが浮かんだら、別の紙にメモを取っておく。


 アファメーションを書き終わったら、

 メモをしておいたネガティブな表現を認識した上で、

 一つひとつをひっくり返してポジティブなフレーズに変換していく。


 毎日5分間、自分は創造的だというアファメーションを書き続けよう。


 いずれネガティブなフレーズなど、思いつかなくなる。


 もう必要ないと感じるまで、

 ポジティブなアファメーションを書き続けることがポイントだ。



#読書 #自己啓発 #アイデア
 

マイケル・マハルコ (著)、加藤昌治 (監修)、齊藤勇(監訳) / 『アイデア・バイブル』