200211 齋藤孝 / 『齋藤孝が読む カーネギー『道は開ける』』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

齋藤孝 / 『齋藤孝が読む カーネギー『道は開ける』 (22歳からの社会人になる教室2) 』



柔術の達人

「柳のように曲がれ、樫(かし)のように抵抗するな」

「柔の道」「柔よく剛を制す」



神学者 ニーバー博士

 神よ、我に与えたまえ、

 変えられないことを受け入れる心の平静と、

 変えられることを変えていく勇気と、

 それらを区別する叡智とを。


 カーネギーは、浴室の鏡にこの格言を貼り付けておくようアドバイスしている。



カーネギー「ストップ・ロス理論」の方法を、

 人生の悩みや不快な事態に応用してみる。


 たとえば相手がランチに1時間遅れたら帰ってしまうことに決めておく。


「ストップ・ロス・オーダー」

 株が買値より5%下がったら自動的に売ってしまう。

 株が上がるときは、平均して10~25%上がることはザラなので、

 半分以上の取引で失敗しても、まだもうけのほうが多くなるという計算です。



●あきらめないことも大事ですが、上手にあきらめて、

 自分でも行けそうな一点にエネルギーを集中したほうが、

 成功できると思うのです。



●過去に悩むのは、過去から教訓を得ていないから。


 過去は変えられないのですから、それについて悩むのは時間のムダです。

 もし過去について考えるのなら、

 過去を反省していまに活かせばいいのです。



シェイクスピア

「賢い人たちは座ったまま損失を嘆いたりはしない。

 元気よくその損害を償う方策を探すのだ。」



カーネギー

「私たちの人生は、愉快な考え方をすれば愉快になるし、

 みじめなことを考えればみじめになる。」



●ローマ時代の哲学者 マルクス・アウレリウス

「我々の人生とは、我々の思考がつくり上げるものにほかならない。」



カーネギーは「幸福のために闘おう!」と呼びかけています。

 この言葉は人をひじょうに勇気づけると思います。


 幸福のために闘うには、とりあえず今日の気分を整えることが大事です。

 明日や半年後の気分を今考えてもわかりません。

 未来には何が起こるかわかりません。


 ですから今日だけは上機嫌でいよう、今日だけは笑顔でいよう、

 と気持ちを切り換え、楽しい「今日」を重ねていけば、

 結果的に上機嫌な日々が続いて、悩みはあまり気にならなくなり、

 今を生きる喜びが増大されるだろうと、

 カーネギーは言うわけです。
 


#読書 #人生訓

齋藤孝 / 『齋藤孝が読む カーネギー『道は開ける』 (22歳からの社会人になる教室2) 』