200216 齋藤孝 / 『世界の見方が変わる50の概念』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★齋藤孝 / 『世界の見方が変わる50の概念』
●ドラッカー マネジメントの役割
(1)事業の目的を考える。
(2)組織全体の規範を定める。
(3)組織をつくりあげ、維持する。
(4)渉外を担う。
(5)行事などへの出席という儀礼的な役割。
●弁護士 射手矢好雄(いてやよしお) 交渉術
(1)利益
自分にとっての本当の利益を明確にしておく。
(2)オプション
利益を守るために、複数の譲歩案を提示する。
(3)BATNA(バトナ Best Alternative to Negotiated Agreement)
最良の代替案。
「いざとなったら、こうすればいい」という、
いわば逃げ道が用意できていれば、
精神的にも余裕を持って交渉に臨むことができます。
●アメリカの発達心理学者 精神分析家 E・H・エリクソン
アイデンティティの2つの要素
アイデンティティ・・・自分という存在を明らかにするもの。
(1)自分の中で一貫性を持っているもの。
(2)自分の本質的な部分をほかの人と共有していること。
例:出身地、出身校、○○ファンなど
●離見の見
離れたところから自分を見てみようというのが<離見の見>。
能の心得として世阿弥が説いたことば。
自己を客観視する力。
目前心後・・・「目は前を見ていても、心は後ろに置いておけ」
全体を把握する俯瞰的な(ふかんてきな)ものの見方でもある。
●欧米では「リーディングワークショップ」という、
読書を通して<メタ認知能力>をつける授業が行われています。
メタは「高次の」「超えた」という意味で、
<認知している自分自身を認知する能力><自己客観視力>のことです。
「自分がそれを『知らない』ということを知っている」(無知の知)というように、
自分が感じていることや考えていることを、
より高い位置から俯瞰してとらえるという実践です。
●私たちはスタイルというものがある人を評価する。
スタイルとは、流儀、やり方に一貫性があるということです。
●日本人は、成長するにしたがってコミュニケーションが下手になり、
孤立化する傾向があります。
それは自分の<スタイル>が確立できていないがために、
発信することをためらってしまうからです。
スタイルを獲得することは、生きるうえで力になり、
人生が手応えのあるものになります。
●はやぶさ2
1円玉を動かすくらいのエネルギーしか出せない。
宇宙空間はほとんど抵抗がないので、加速する力がほとんどなくても、
あとは飛び続けることができるから。
●デカルト
難問の一つひとつをできるだけ多くの、しかも問題を
よりよく解くために必要なだけの小部分に分割することを説いています。
<小さい部分に分解すれば一つ一つは小さい力で動く>。
それを一つずつ積み重ねて、結果的に大きなものをこなすというわけです。
●アメリカ 心理学者 ミハイ・チクセントミハイ フロー体験
自然な流れのなかでやっていながら、うまくいく。
「フロー」=「流れ」。
<楽しさは何をするか、によるのではなく、
むしろどのようにするか、によって決まる>と説いています。
スポーツ選手「ゾーンに入った」。これもフロー状態。
<一つの状態に没頭しているので、
他の何ものも問題にならなくなる状態>です。
●弁証法(Dialektik(ディアレクティーク、ドイツ語))
矛盾があるからこそ次の段階、次の次元に行ける。
<対話術><問答術>(Dialektike techne、ギリシャ語)
議論をおこなって、より高い次元の結論を出す方法論。
●マインドフルネス
日本語では<気づき>などと表現します。
今この瞬間に起こっていることに気づき、よけいな判断を加えずに、
自分の人生がかかっているように真剣に意識して注意を向ける。
そのことによって、自分の感覚がフルに行き渡っている、
覚醒した状態がもたらされます。
覚醒は、ぼーっとしていないで、
<感覚や知覚が開かれている>という、いい状態のことを言います。
●禅 前後際断(ぜんごさいだん)
過去を気にするな。未来を憂うな。今に思いをはせろ。今を生きろ。
過去にとらわれて生きている人は今を生きていない。
将来のことで心配しすぎている人も今を生きていないことになります。
私たちは後悔や先の不安に支配されやすい存在です。
#読書 #人生訓