200304 吉越浩一郎 / 『社長の掟(おきて)』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★吉越浩一郎 / 『社長の掟(おきて) 業績を上げ続けるための60則』



●日本人は、個人が得るお金を直接的な目的とするよりも、

 チームワークで結果を出してもらおうとしたほうがうまくいく。


 皆で一生懸命働いた結果、個々の給料が上がり、

 ボーナスが増えればいいといった考えで、それは日本人のとても良い所だと思う。



●強力なリーダーシップを手に入れるにあたって、最も大切だと思うこと

(1)常に結果を求め、絶対に諦めず、必ずやり遂げること。


(2)部下に仕事を任せ、自ら育つ環境を設定し、報連相へのこだわりを捨てること。


(3)デッドラインを導入し、残業をなくすこと。



●私が働いていたころのメリタでは、

 社員一人ひとりにA4の書類が入る木箱が割り当てられていた。

 その箱の中には月と日付が書かれた仕切りがあり、

 社員は向こう三か月分の書類を、締め切り=デッドラインの日に

 ファイリングするように決められていたのである。


 出社して箱を見れば、その日に処理しなければならない案件がすぐにわかる。



●一対一の会話でも、数百人相手の講演でも、

 いつも「きちんと理解してもらうこと」を意識し、

 そのために次の三つに気をつけている。


(1)情報を隠さないこと

 自分が持っている情報を見せず、結論だけを伝えても、なかなか同意は得られない。


(2)論理的に話すこと

 情報が同じで、なおかつその情報をもとに論理的に考えれば、

 誰もが同じ結論になる。


 といっても、これはあくまで柱の部分で、さらに深く共感してもらうためには、

 話に自分の感情を乗せていかなければならない。


(3)ユーモア

 一本調子で理路整然と話すだけでは、聞き手は途中で飽きてしまう。


 相手の注意を喚起し続けるには、たとえ厳しい内容であっても、

 途中に笑いの要素をはさむのが効果的だ。

 少なくとも私はそう信じて実践している。



●フランス 哲学者 アラン 『幸福論』

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属す。」



●社長である以上、知らなかったでは済まされない。



●私にとっては、社員は家族ではない。

 同じ釜の飯を食べる戦友なのである。



●現在の先を行くやり方は、どうやって発見すればいいのだろうか。

 それを知りたければ、まず現場に行く。


 生産や販売の現場に足を運び、そこで社員や顧客の声を聞くのである。

 現場、現物、現実に徹底的にこだわる。


 現場から出てきた「現場の先をいくやり方」であってこそ、

 価値のあるものなのだ。


 だがそれは、現場にいる人にも見えにくいものであるため、

 別の角度から見られる人が必要なのだ。



●社員があれこれともってくる「できない理由」を

「そんなものは解決すればいいだけのこと」と一蹴する。



幻冬舎 創業社長 見城徹氏の座右の銘


「人は、これほどの努力を運と呼ぶ」


 見えないところで血を吐くような努力をしているからこそ、

 周りから「あなたは運がいい」といわれるような結果を

 出すことができるのである。


「あの人は運がいいから」などとわからないことをいう輩がいたって、

 自分の努力は自分で誇りに思い、

 わかってもらおうなどと思う必要はないのだ。



トリンプ マレーシア 元社長 リャオ氏『人生における、お金の6つの原則』

(1)無限のお金を追いまわして、有限の人生を使うのは無駄。


(2)生きている間に使いきれない程のお金を稼ぐのは無駄。


(3)お金はそれを使ってしまうまで、あなたのものにはならない。


(4)若いうちは健康を害してまで、お金を追いまわす。

 逆に、歳を取ってくると、

 今度はお金を使って健康を買い戻そうとするが、すでに遅すぎる。


(5)人間が幸せかどうかというのは、

 どれだけお金を持っているかではなく、

 いかに現状に満足できるかということにかかっている。


(6)忘れてはならないのは、

 私たちはこの世界に無一文でやってきて、

 無一文で去っていくということだ。



●自分で何かをして、うまくいかないようであれば、

 やり方を変えてはまたやってみて、

 諦めずに最後の最後、成功するまで努力しつづける。


 そういった方法で習っていき、実力を身につけていく。

 知恵を絞って考えて、

 何度も何度も実行し、繰り返していくうちに、

 自ら習い、いわゆる習育して、実力をつけていくのである。


 ここで重要なのは、自分で実行することであり、

 いろんなかたちで暗黙知といわれるコツなり、

 ルールなりを習っていくことだ。


 これを何度も、何度も繰り返し、徹底して習っていければ、

 常勝する実力を身につけることができる。


 早道はない。

 その代わり単純だし、誰にでもできる。


 誰にでもできるといっても、

 それほど徹底してやれる人がこの世に何人いるかといわれると、

 これが極端に少ないのだ。

 途中で諦めるか、満足してしまう。


 繰り返すが、まったく難しいことではない。

 ただ、徹底してやりきれるかどうかが分かれ道だ。




#読書 #ビジネス
 

吉越浩一郎 / 『社長の掟(おきて) 業績を上げ続けるための60則』