200316 かんべ みのり /『マンガ 日本最大のビジネススクールで教えているMBAの超基本』
読書グラフィ 今日読んだ本
★かんべ みのり (著)、グロービス経営大学院 (監修) / 『マンガ 日本最大のビジネススクールで教えているMBAの超基本』
●売上=売上原価+売上総利益
売上総利益=販売管理費+営業利益
営業利益=財務収支+経常利益
経常利益=その他(税など)+当期純利益
● 売上高
-売上原価
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売上総利益
-販売費及び一般管理費
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営業利益
+営業外収益
-営業外費用
-------------
経常利益
+特別利益
-特別損失
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税引前利益
●PL 費用+当期純利益 = 売上収益
BS 資産 = 負債 + 株式資本
BS上の資本勘定の増減 = PL上の利益の増減
●キャッシュフロー計算書(CF)
会計期間中の現金の増減を3つの区分で表します。
・営業活動によるキャッシュフロー
本業に関わる活動
材料や商品を現金で仕入れて販売し、代金を回収するというサイクル。
・財務活動によるキャッシュフロー
資金の借入、借入金の返済、株主配当など。
・投資活動によるキャッシュフロー
営業サイクルを維持・拡張するのに必要な設備投資、資産の売却など。
●CF計算書の概略
(1) 税引後当期利益
(2)+ 減価償却
(3)- BS流動資産の増加分
(4)+ BS負債の増加分
------------------------
= CFO(営業活動によるキャッシュフロー)
(5)- BS固定資産、投資有価証券増加分
------------------------
= CFI(投資活動によるキャッシュフロー)
= FCF(CFO+CFI)
(6)+ BS借入金の増加分
(7)+ 資本金(除:未処分利益)の増加分
------------------------
= CFF(財務活動によるキャッシュフロー)
●CFの例
・営業CF+、財務CF-、投資CF- ノーマルな会社
・営業CF-、財務CF-、投資CF+ 資金繰りがちょっとつらい
・営業CF+、財務CF+、投資CF- 調達したお金を投資に回しているイケイケ
・営業CF-、財務CF+、投資CF- 本業赤字でつらいパターン
●分析・グラフ化のコツ
◎こうしよう
(1)<重要>分析の目的を考える。
(2)<重要>何と何を比較するか考える。
(3)適切な情報・データを収集する。
(4)集めた情報・データを加工、計算する。
(5)目的につながる解釈をする。
(6)加工結果や解釈をわかりやすく表現する。
△こうなりがち
(1)いきなり情報・データを収集する。
(2)集めた情報・データをエクセルで加工、計算する。
(3)パワーポイントに貼り付ける。
●数字を分析する 4つの視点
(1)ギャップ
何が「同じ」で、何はどのように「違う」のかを認識し、
なぜ「同じ」なのか、あるいは「違う」のかを考えることで
分析の対象の特徴を理解します。
(2)トレンド(傾向・変化)
過去、現在、未来と時間軸で比較した場合にどのような傾向があるのか、
増えているのか、減っているのか、成長率はどうか、を考えます。
例えば、売上・利益の推移、人口推移などの分析は、
まずトレンドを見ます。
(3)ばらつき(分布)
様々な要素は特定の部分に偏って分布(集中)しているのか、あるいは、
全体に均一に分布しているのか、構成を比較し、把握します。
(4)パターン(法則性)
「Aという特性があると○○になる」、「Aが多ければ多いほど△△になる」
という傾向やルールを見つけます。
●企業の採用担当者がMBAに求めること
(1位)インターパーソナルスキル
(ヒト系科目で学ぶリーダーシップ等)
(2位)良い業績を上げる能力
(3位)採用企業との文化的な整合性
(ヒト系科目で学ぶ組織文化を育むリーダーシップ等)
(4位)変化対応能力
(ヒト系科目で学ぶ変革のマネジメント等)
(5位)ファイナンス、会計などの計数管理能力
●ドラッカー
「リーダーについての唯一の定義が”付き従う者がいる”ことである。
信頼がない限り、従う者はいない」
●良いフォロワーとは、イエスマンではなく、
上に対しても言うべきことが言え、
使命に対して投げやりになることなく、積極的かつ前向きに仕事に取り組む。
こうしたフォロワーシプをとれること自体が、
将来リーダーシップを上手くとる条件にもなる。
#読書 #ビジネス