200328 竹端隆司 / 『「ランチェスター戦略」がイチからわかる本』読書グラフィ今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★現代ビジネス兵法研究会、竹端隆司 (監修) / 『なるほど! 「ランチェスター戦略」がイチからわかる本』



●プロダクト・ライフサイクル(PLC)

(1)導入期

(2)成長期

(3)成熟期

プラトー現象

 商品の普及率が10~15%に達すると、横ばい現象が見られます。

 これが「プラトー現象」です。

 プラトー(Plateau)とは「高原」を意味し、一時的な停滞状態です。


(4)飽和期

(5)衰退期



●5つの顧客階層

(1)イノベータ(革新的購入者)2.5%

 新製品が出るとすぐに購入したがります。


(2)オピニオンリーダー(初期少数購入者)13.5%

 流行に敏感で、自ら情報収集を行い、購入するかどうか判断します。


(3)アーリーマジョリティ(前記多数購入者)34%

 どちらかといえば慎重派ですが、

 商品が普及するにつれ、周りに遅れをとりたくない顧客層です。


(4)レイトマジョリティ(フォロワーズ、後期多数購入者)34%

 周りが使い始めて、ようやく購入します。


(5)ラガード(購入遅延者)16%

 世の中の動きに関心がなく、伝統主義的で頑固な一面があります。



●市場参入

・スキム方式

-価格を高く設定し、上の階層(スキミング層)をターゲットにするやり方。


-日本で多く採用されているやり方で、

「流行は上から下へ流れる」という法則にのっとったものです。


-ふさわしい商品は、高級感がある商品や顧客対象がはっきりしている商品です。

 顧客のリストアップが可能で、

 営業マンが直接、顧客にアプローチできる商品です。


・ベネット方式

-価格を低く抑えて下の階層(ペネトレーション層)をターゲットにするやり方。


-大量販売を狙う後発弱者がとるやり方です。


-プラトー現象が起きたときに、

 先発企業が後発の新規参入を阻止するときにも使われます。


-商品の品質よりも低価格の魅力を全面に打ち出します。

 需要が増加するにつれ、原価が下がってくる商品なども

 ペネット方式が適しています。



●プロダクトラインの原理

(1)シェアの成長度:大、商品の魅力度:大

 明日の担い手(スター)


(2)シェアの成長度:小、商品の魅力度:大

 金のなる木(キャッシュ・カウ・ビジネス)


(3)シェアの成長度:大、商品の魅力度:小

 問題児(ワイルド・キャット・ビジネス)


(4)シェアの成長度:小、商品の魅力度:小

 負け犬(ドッグ・ビジネス)



●地域戦略のポイント(時間軸の例)

・最寄圏

 徒歩で買い物ができる範囲(2キロ圏内)


・買回圏

 バスや電車の移動で15分以内の範囲(10キロ圏)


・通勤圏

 バスや電車の移動で1時間以内で移動できる。



●ビジネスにおいては、営業マンの1日の移動距離は、

 労働時間の15~20%に抑えたいものです。



●重視する定量情報

(1)市場調査の資料

 地域の人口比や年齢構成などが相当します。


(2)社内の記録情報

 売上げデータや財務情報、会計情報、技術情報などです。


(3)会議用の計画資料

 会議の議事録や会議で使用されたデータ。


(4)取引先の情報

 有価証券報告書、信用調査会社が公表しているデータ、

 会社四季報、会社年鑑など。


(5)業界情報の資料

 業界紙に掲載されている情報や、

 さまざまな機関が特定の業種、業界に行った調査資料などです。




#読書 #ビジネス


現代ビジネス兵法研究会、竹端隆司 (監修) / 『なるほど! 「ランチェスター戦略」がイチからわかる本』