200517 酒井 光雄(監修) / 『図解&事例で学ぶマーケティングの教科書』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★酒井 光雄(監修) / 『図解&事例で学ぶマーケティングの教科書』



マーケティングとセリング(販売活動)

マーケティング

 新しい価値を創造し、長期的に愛される商品や企業をつくり出す。


・セリング

 すでにある商品を売る活動。

例:飛び込み営業、試乗会、お年玉セール、

  店頭実演販売、プレゼントキャンペーンなど


ピーター・ドラッカー

マーケティングは販売を不要にする技術だ。」


・フィリップ・コトラー

マーケティングは生産物の処分方法を見つけるためにあるのではなく、

 本物の顧客価値を生み出すための技術だ。」



マーケティングの流れ

マーケティング1.0

 モノを中心としたマーケティング


マーケティング2.0

 生活者(顧客)中心のマーケティング


マーケティング3.0

「協働マーケティング」「文化マーケティング

「スピリチュアル・マーケティング」が融合したもの。


・協働マーケティング

 個人がソーシャルメディアを通してさまざまなことに関わる状況を受けて、

 マーケティング活動にも参画してもらう企業が増えて行きている。


・文化マーケティング

 環境問題や地域社会にまつわる問題、地域の伝統文化やローカル性など、

 国や地域への社会貢献性や地域に根ざした活動を念頭においた

 マーケティングが求められている。


・スピリチュアル・マーケティング

 生活者は物質的に満たされるだけではなく、

 精神的に満たされることも望むようになり、

 マーケティング活動にも、人の心に訴えかけられる要素が求められている。



マーケティング 4Pの概念

(1)Product(製品)

(2)Price(価格)

(3)Place(流通)

(4)Promotion(プロモーション)



●4C

 1990年。顧客の視点に立った新しい概念。


(1)Consumer Value(顧客にとっての価値)

 その商品やサービスを購入することで、

 顧客にとってどのような価値があるのか?


(2)Cost(顧客にかかるコスト)

 提供する商品やサービスで、顧客が金銭や時間を節約できたり、

 リスクを低減・回避することができるのか?


(3)Convenience(顧客にとっての利便性)

 顧客が商品やサービスを購入する場所の営業日や営業時間、注文方法などの

 利便性は高いか?


(4)Communication(顧客との対話)

 顧客に商品やサービスを周知する方法、顧客からの問い合わせ等の対応に、

 どう取り組むべきか?



マーケティング・ミックス

 マーケティングのさまざまな要素を組み合わせること。



●4Pからのアプローチは、自社の都合ばかりを優先した発想になりがちです。

 そこで、まず顧客視点に立った4Cから検討を進め、

 そのあとに自社の強みなどを以下した4Pも加えて検討する

 アプローチ方法もあります。



#読書 #ビジネス