200608 現代ビジネス兵法研究会 / 『実践「ゲーム理論」思考ファイル』』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★現代ビジネス兵法研究会 / 『「ベストな決断」を導き出す 実践「ゲーム理論」思考ファイル』



ゲーム理論の特徴

・選択肢を選んだときのメリット、デメリットを数値化する。

・ゲームに参加するプレーヤーが複数いる(相手が存在する)。

・選択肢(戦略)がいくつかある。



●シミュレーションの基本的なプロセス

(1)今直面している問題を「提起」する。

(2)状況を「把握・分析」する。

(3)選択肢を「予測」する。

(4)どの選択肢が最適か「決断」する。



●「同時ゲーム」と「交互ゲーム」

・同時ゲーム

 ジャンケンなどゲームに参加するプレーヤーが、同時に行動を起こすゲーム。


・交互ゲーム

 将棋やチェスのように、各プレーヤーが交互に行動するゲーム。


・他にも「協力ゲーム」と「非協力ゲーム」、
「完全情報ゲーム」と「不完全情報ゲーム」といった分け方もある。



●利得表、利得行列

 自分が選んだ選択肢がどういう価値を持つのか。

例:ジャンケン

 A:グー、B:グー => A:0、B:0

 A:グー、B:チョキ => A:+1、B:-1

 A:グー、B:パー => A:-1、B:+1

といったのを表にする。 



●利得

 ジャンケンの場合、

 どのような戦略をとれば、自分の利得を最大限にできるか?


->できるだけ損失を抑えて、できるだけ最大限の利得を得るには、

・グー、チョキ、パーの戦略をそれぞれ3分の1 という戦略。


->皆が同じ戦略であれば、期待値は0。

 ただし、他のプレーヤーがグーを2倍出すなど戦略を変えてくると、

 期待値は変わってくる。




●利得戦略の例

 週刊誌AとB

(1)「現職大臣の女性問題」

(2)「有名女優の結婚」

 2つのトップニュース候補がある。


・(1)の場合、週刊誌全体で11万部の売上増。

・(2)の場合、5万部の売上増。

・ただし、トップニュースがかぶるとAとBで折半(11万部->5.5万部)


・仮に週刊誌Aの立場であれば、

- A:(1)をトップ、B:(1)をトップ -> +5.5万部

- A:(1)をトップ、B:(2)をトップ -> +11万部

- A:(2)をトップ、B:(1)をトップ -> +5万部

- A:(2)をトップ、B:(2)をトップ -> +2.5万部


->週刊誌Bがどうであれ、(1)をトップにするのが利得最大(予測)。



#読書 #ビジネス