200131 マイケル・マハルコ、加藤昌治 / 『アイデア・バイブル』 読書グラフィ今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★マイケル・マハルコ (著)、加藤昌治 (監修)、齊藤勇(監訳) / 『アイデア・バイブル』



孫子

「形に因りて勝を錯くも(おくも)、衆は知ること能わず。」


 敵軍の形勢に応じて勝利を得るのだが、一般の人々にはそれは分からない。

 人々は戦勝が決まった時の形勢については分かるが、

 味方が勝利を決定的なものとした原因は分からないのだ。


(出展:http://esdiscovery.jp/knowledge/classic/china5/sonshi013.html



●経営者が直感を使う 5つの理由

(1)問題の発生を感じ取るため。

(2)身につけた行動パターンを素早く実行するため。

(3)別々のデータや経験をまとめて、全体を見通す”絵”を作りあげるため。

(4)合理的な分析の結果を検討するため。

 感情と知性が”一致”するまで探求し続ける。

(5)綿密な分析を飛ばして、ただちに解決策を見つけ出すため。



●直感には2つの基本原理がある。


(1)直感は開発される。


 日常的に直感を意識するよう努力する。


 どうやって直感的な衝動を感じるのか。それはいつ起こるのか。


 直感力を鍛えるには、

 もろもろの出来事について状況を分析する前に、

 推測する作業を行うことがよい。


 すでに答えがわかっている質問にイエス/ノーで答えてみる。 

 例:生年月日、兄弟姉妹の名前など


 何かを選ぶときにも同じことをしよう。


 まず、過去に選択した結果を思い出す。

 次に、その時に候補になった選択肢を思い浮かべてみる。


 過去に選択した答えについて考えながら、

 その選択結果を特徴づける言葉、語句、イメージ、象徴をよく見てみる。

 どうやって答えを出したのかをよく振り返って、

 それ以降も同じように答えを出すように心がけよう。


 すでに行った選択についてもやり直してみて、

 答えがどのように現れるかをじっくり観察してみよう。


(2)直感と理性と結びつける。


 ポリオワクチンを発見した科学者 ジョナス・ソーク


「直感と理性とを結びつけると、

 画期的な正しいやり方で問題に反応できるようになる。


 創造的な概念を効果的に作り出すには、

 理性と論理だけでなく、直感と感情を結びつける必要があるのです。」



●直感力を取り戻すエクササイズ

(1)電話のベル

 電話が鳴ったら受話器を取る前に次の質問をして、

 心の中で答えてから出てみよう。


・電話は自分にかかってきたのか、それとも他の人にか?

・相手は男性か女性か?

・いつもかかってくる相手からか?

・長距離電話か、それとも市内通話か?


(2)仕事現場

 出かける前に次の質問を考えておく。


・今日1日でいくつの取引がまとまるだろうか?今週は?今月は?

・顧客の一人を選び、どんな色の服を着ているかを想像する。

 相手はどんな気分でいるだろう?明るい気分、それとも暗い気分?

・どこに車を止めるか?取引先の近く?


(3)郵便物

 郵便が届く前に、次の質問をしておく。

・郵便は何通くるだろうか?

・受賞の知らせのような、特別な手紙はくるだろうか?


(4)会議

 会議の前に、出席者の機嫌を予測してみよう。

・楽しそうであるか、それとも沈んでいるか?

・どんな服を着ているか。何色の服で、普段着か?



カルフォルニア大学 ジョージ・チュアリン教授

 直感を使って問題を解く要素


(1)よく知らない問題に、どう取り組むべきかがわかる能力。

(2)ある分野の問題を、それとは無関係な分野と関連づける能力。

 アイデアと対象との間のつながりや関係性を見る能力。

(3)問題の核心部分を認識する能力。

(4)問題の最終解決をあらかじめ見通す能力。

(5)感覚で解決策がわかる能力。

 事実そのものよりも、たぶんこうではないかと推察する能力。

 

#読書 #自己啓発 #アイデア
 

マイケル・マハルコ (著)、加藤昌治 (監修)、齊藤勇(監訳) / 『アイデア・バイブル』