190505 太田創 / 『ETF投資入門』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★太田創 / 『ETF投資入門 上場投信・徹底活用ガイド』
●主要な経済指標
(1)GDP成長率
GDP(国内総生産)とは、
その国内で1年間に新しく生みだされた生産物やサービスの金額の合計です。
その成長率は経済成長率として使われます。
(2)失業率
日本では毎月、総務省統計局が「労働力調査」を行い、
完全失業率を発表しています。
完全失業者とは働く意欲があるにも関わらず就職できない人のことを差します。
完全失業率とは「労働力人口」に占める「完全失業者」の割合です。
(3)消費者物価指数(CPI:Consumer Price Index)
商品やサービスの価格を総合した物価の変動を時系列的に測定するもので、
通常月次で発表されています。
この指数はその国の物価変動、すなわちインフレを表す指標で、
その国の株価や為替相場に影響を与えるといわれています。
(4)小売売上高(retail sales)
主に欧米で使われる指標です。
(日本では「商業動態統計調査」がこの概念に近い)
アメリカでは、商務省が消費者向けに販売された耐久財
(耐用年数が最低3年はあるとされる製品)および非耐久財の売上高を
毎月調査して発表しています。
小売売上高の変化は、個人消費の全般的な推移を見るのに、
最も速報性の高い指標とされています。
●私見ですが、日本ほどの超ハイテク技術はなくとも、
自動車を組み立てられる水準のテクノロジーの蓄積があれば、
その国は生産拠点と同時に、
消費マーケットとしても重要視されると考えています。
●(1)人口、(2)政治の安定性、(3)豊富な天然資源の存在、
(4)技術の蓄積 といった観点で、注目すべき投資対象国(発刊当時)
・南アフリカ
・ナイジェリア
・インドネシア
・トルコ
・ベネズエラ
●成功する投資家が持っている特質
(1)知識
(2)経験
(3)感情のコントロール
●投資であれ日常生活であれ、人間の行動を司る最も基本的な心理は
「痛みを避けて、快楽を得る」というものです。
投資はそもそも、利益が確定している経済活動ではありません。
「痛みを避けて、快楽を得る」ことを
確実に実現できる分野ではないのです。むしろ、
「痛みを受け入れ、その代償として快楽を得る」
ことが大前提となっているのです。
したがって、損失を受け入れることができる投資家でない限り、
利益を享受できないのが株式投資なのです。
残念ながら、多くの投資家、
特にビギナーはこのことをなかなか理解できません。
●投資家、特に経験の浅い個人投資家は
ブームや根拠のない噂に乗せられ、熱狂し、
「すぐ儲かりそうなもの」に手を出してしまうのです。
株式投資の鉄則は「Buy low、Sell high」
(安く買って、高く売る)ですから、
ブームの渦中で投資することは、これにまったく逆行するのですが、
その中にいる投資家はえてしてそのことに気がつかないものです。
●売りは買いより難しい。
●心理的には買いは楽観に基づいて行われ、
売りは悲観もしくは否定によって行われるのです。
投資家はこの事実を本能的に理解しているため、
値上がりすると「さらに上昇する」と思い込み、
値下がりすると「いずれ戻る」と楽観視することで、
利食いや損切りのタイミングを逸するのです。
●ETFは倒産しない
ポートフォリオに倒産企業が含まれていたとしても、
TOPIX(東証株価指数)が廃止されるわけではありませんし、
TOPIXと連動するETFが”倒産”するわけではありません。
ETFに投資することは、
インデックス以上のパフォーマンスを狙う可能性を犠牲にしていますが、
同時に個別銘柄の調査分析といった手間から開放される利点もあるのです。
そして究極的には倒産からも隔離されている投資対象ですので、
投資家は初心者であっても安心して投資できるというわけです。
※実践は自己責任で。
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