190701 山崎元 / 『一生、同じ会社で働きますか?』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★山崎元 / 『一生、同じ会社で働きますか?』
※タイトルとは裏腹に、実際は
同じ会社で働かないと決めた(転職する)人向けに書かれています。
●ヘッドカウント・フリーズ
全世界的に採用活動がストップされること。
●原則として自分1人で決める。
転職は自分の問題だから自分1人で判断すべきであり、
他人に相談などしないのが正しい。
しかし、そうはいっても、転職は重要な問題なので、
できれば誰かに相談したいというのが大方の本音だろう。
●筆者が今までにやってみた方法で、
ビジネスに必要な知識を効率良く取り込む方法。
(1)対象の具体的なイメージをできるだけ早く頭の中に作る。
株式運用であれば、初心者向けの入門書をたくさん読んで、
株式投資とはどんな感じのものなのかを頭に入れることが有効だ。
(2)専門的に正しい「考え方」を獲得する。
(3)どの程度のレベルの知識をもてば
専門家としてこれを仕事に使えるかという距離感を測定する。
((2)、(3)については)
専門レベル(学術研究レベル)の書籍や論文の、
それもなるべくオリジナルな考えを発表した人自身の手によるものを読むといい。
●有効な時間の判定基準
(1)直接お金を稼いでいる時間。
たとえば、フライト中のパイロットや、公演中の評論家の時間。
(2)物事を決断するために必要な調査の時間。
(3)自分にスキル(職業上の知識が技術)が身についている時間。
新しい仕事に取り組む時間の多くはこれに該当し、
同じ仕事が2度目、3度目となると、この種の意義は大幅に低下する。
(4)それ自体が娯楽のように楽しい時間。
たとえば、旅行好きで旅行代理店で旅行に関わっている。
ただし、会社で同僚と会って話すこと自体が楽しい
といった状態まで有意義と認めてしまうと、時間に対するコスト感覚が
際限なく甘くなってしまう可能性があるから注意して欲しい。
●これは時間の無駄だと思ったら、たとえば会議でも、
付き合い残業でも、「その場からいなくなること」を最初に考えよう。
□高橋伸夫『虚妄の成果主義』
●成果主義を肯定する立場(筆者の見解)から、
現実的に重要なポイントを二つ指摘しておこう。
(1)成果主義と比較して、日本型年功制では、
仕事の成果と報酬のタイミングが時間的に大きくかけ離れることで、
人材が組織感を移動することのコストが非常に大きくなってしまう。
たとえば若い時の手柄の経済的な見返りが、
将来の出世後に大きく得られるので、
それまで会社に居なければならないというような事情だ。
(2)会社間の人材移動が用意になり、また情報の伝達が発達した今日では、
1社だけが成果主義を拒むことのコストが大きくなっている。
とくに優秀な人材にあって、
仕事の成果に対する報酬が悪い会社を見捨てる減少が起こるだろう。
#読書 #ビジネス