191023 佐々木俊尚 / 『自分でつくるセーフティネット』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

佐々木俊尚 / 『自分でつくるセーフティネット 生存戦略としてのIT入門』



※ここでのITはSNS的なもの。



ジョージ・オーウェル 小説 『1984年』



サイバーエージェント 藤田晋社長 ブログ

「ネットはごまかしのきかない丸裸メディアなんですよ」


「性格の悪い人は悪いように伝わって、

 いい人ぶってる人はいい人ぶっているように、

 本人は気づかなくとも、そのまんま伝わります。


 本人も無意識のうちに、投稿内容にも内面が現れます。


 ネットでは印象の悪かった人だったけど、

 会うと良い人だったというのなら、

 むしろリアルの場のほうを疑ったほうが良いでしょう。」


「ネットで本性は絶対に隠せないのです。


『全てバレてる』。


 ネットに投稿するならそう覚悟を決めて、

 自分をありのまま、等身大で使うことがとても大切だと私は思ってます。」



□映画 ウィル・スミス 『エネミー・オブ・アメリカ

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00EWDEHLO/ref=cm_sw_tw_r_pv_wb_btNQUl9F
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●eスコア(イースコア)

 ひとりの消費者がどのぐらいのものを買う力があるのかということを調べて、

 それを本人の知らないうちにこっそり数値にしちゃおうというもの。


●eスコアを売っているイービューロー社 社長へのインタビュー

「eスコアは消費者を監視するというよりは、

 どちらかというと「足切り」のために使われている」という説明。


 eスコアの高いお客さんの名簿よりも、

 eスコアが低いお客さんの名簿をほしがる会社がけっこうある。


 ダイレクトメールを送ったり、勧誘の電話をかけるのには、

 それなりにお金がかかります。

 だからそういうお金を「わざわざ使うべきではない人たち」の名簿があれば、

 費用が少なくてすむ。


潜在的なお客さんを絞るためだけに利用されているんです。

 勘違いする人が多いんですが、

 クレジットカードやローンの審査をするためにはつかっていません。


※自己正当化だろうとは思うけど、こういう見方もある。



●悪意を吐き出すと、言われる人もたいへんだけど、

 言ったほうもそれなりの責任を負わなければならなくなるってことなんです。


 誰も神様のような場所から

 上から目線でものを言うことなんてできないんですよ。


 何かを言った瞬間に、

 その言った内容で人は評価されるようになるからです。


 誰もこの輪から逃れられないってこと。



●「きずな」って見方を変えれば、実は「同調圧力」と同じこと。


 明るい面を見るか、暗い面を見るか、という違いでしかないんです。


 きずなで結ばれた強いコミュニティは魅力的だけど、

 自分がそこからはじき出された時に、どうなるか。


 そして転職とか独立する時に、

 新しいさまざまな情報をもたらしてくれるのは、

「きずな」で結ばれた強いつながりの人たちからじゃなく、

 それほど親しくない知人の弱いつながりからだってことは、

 だいぶ昔からアメリカの偉い学者の研究で明らかになっているんです。


 だったらこれからのわたしたちは

「きずな」にこだわらずに、弱いつながりを大切にしていうほうが、

 安全なセーフティネットへの再生につながっていくんです。



●マーク・グラノベッター先生 「ウィークタイズ理論」


 誰かが転職しようとか独立しようとか思った時に、

 そういうのに役に立つ情報ってどっから流れてるの?


 結論は、単純明快。


 新しい仕事についての情報は、

 弱いつながりを伝って流れてくるほうが多い。


 強いつながりからは、あまりそういう情報は流れてこない。



●社内質問掲示板の担当者

「質問が書き込まれると、回答はすぐにつくんですよ。

 みんな教えてあげるのが本当好きなんですよねぇ。


 問題はそこじゃなくて、質問する人がとっても少ないってことです。


 みんな『こんな初歩的な質問したら怒られるんじゃ』

『聞くのが恥ずかしい』って、質問を書き込もうとしないんですよ。


 この話からわかるのは、

 日本人ってやっぱり奥ゆかしくて恥ずかしがりだなあというのと、

 そして同時に、自分の知識やノウハウなんかを

 惜しみなく他人に与えてあげたいと思ってる人が

 たくさんいるってことなんですね。



#読書 #人生訓