191227 川村真二 / 『日本人の心に響く名言』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★川村真二 / 『日本人の心に響く名言―ビジネスマンに贈る』
※実際例と思われるエピソードのほとんどが
伏せ字(イニシャル)になっていたのが残念。
許可などをとるのが大変なのかもしれないが。
●高杉晋作
「おくれてもおくれてもまたおくれても 誓ひしことをあに忘れめや」
●
「志などなくても幸福に人生を送れる」という人もいるが、
それは幸福の定義が違うようだ。
志がなくても得られる幸福とは、
いわば漠然とした「漠幸福」ともいうべきものである。
瞬間的、刹那的な幸福感が「漠幸福」だ。
そのとき限りの、大きな努力なしに誰もが手にできる
手軽な喜び、楽しみである。
対して、「真幸福」は、
志の達成によって獲得できる真の幸福感というべきものであろう。
「真幸福」は、我々に達成感、成功感、充実感をもたらし、
誇りと自信と新たな力を付与し、長い間我々の心を奮い立たせてくれる。
「漠幸福」は大事、でも「真幸福」はもっと大事である。
自らの希望と才能によってよりよく生き、かつ、
他者に何らかの喜びや満足などを与える生き方、仕事をすることが、
志の遂行であろう。
●仏陀(ぶっだ)
「アーナンダ(弟子の名前)よ、自らをよりどころとせよ。
他人をよりどころとするな。法をよりどころとせよ。
真理をよりどころとし、
どこまでも向上せんとする自らを灯(あかり)とせよ。」
これを、自らを灯火とするという意味で
「自灯明(じとうみょう)」といっている。
●
「少く(わかく)して学べば、即ち壮にして為すこと有り。
壮にして学べば、即ち老いて衰えず。
老いて学べば、即ち死して朽ちず。」
●よりよく生きるための7つの能力
(1)目標設定能力
やりたいことを明らかにして、それを目標として設定する。
(2)計画立案能力
目標を達成するための計画を立てる。
(3)実行力
計画を実行する。
(4)成功・失敗分析力
その結果を、成功と失敗に分け、それぞれの要因、原因を明確にする。
(5)標準化力、対策立案力
成功要因は標準化し、失敗原因には対策を立てる。
(6)フィードバック力
標準化策、あるいは問題解決策を次の計画に組み込む。
(7)持続力
粘り強く(1)~(6)を成功するまでやり続ける。
経営学ではこれをplan、do、check、actionと要約し、
マネジメント・サイクルと呼んでいる。
●福沢諭吉
「一身独立して一国独立す」
「独立自尊」
「独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、
人を恐るる者は必ず人に諂う(へつらう)ものなり」
●財産を失っても、名誉を失っても、片方の足を失っても、
一部を失ったにすぎない。
しかし、勇気を失えば人生を失う。
●孔子『論語』
吾れ十有五(じゅうゆうご)にして学に志ざす。
三十にして立つ。
四十にして惑わず、
五十にして天命を知り、
六十にして耳に従う。
七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず(のりをこえず)。
十五歳で学問によって身を立てることを志した。
三十歳で学問の力によって自立できた。
四十歳のときは惑うことなく自分の信念にしたがって人生を進んだ。
五十歳にして天から与えられた使命、すなわちなすべきことを悟った。
六十歳にして人の諫言(かんげん)、
直言を素直に受け入れられるようになった。
七十歳にして心のおもむくままに行動して、
ごく自然に道にかなった生き方ができた。
●孔子 最晩年の言葉
「天をうらまず、人をとがめず、勉強して人事を知り、天を知る。
そして天のみは私は知っている」
#読書 #人生訓
川村真二 / 『日本人の心に響く名言 ―ビジネスマンに贈る』