191229 川村真二 / 『日本人の心に響く名言』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★川村真二 / 『日本人の心に響く名言―ビジネスマンに贈る』
●山本五十六
やってみせ、言って聞かせてさせてみて、
ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け承認し、
任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。
●二宮尊徳
「可愛くば 五つ教えて 三つほめ
二つ叱って よき人となせ」
●道元『正法眼蔵(しょうほうげんぞう)』
「愛語はよく回天の力あり」
愛語とは、相手を慈しむ(いつくしむ)言葉、
ほめる言葉、称える(たたえる)言葉である。
愛語は用いれば用いるほど、人間の世界をなごやかに、
うるわしいものにする。
人間関係が悪化し、どうしようもない関係になったとしても、
その恨みの相手に愛語を用いれば、奇跡は起きる。
●『日暮硯(ひぐらしすずり)』の恩田木工(おんだ もく。杢とも記される)
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/恩田民親)
「人というものは よき人が使えば よくなるものでございます。
悪い人が使えば 悪くなるものでございます。」
●太公望呂尚(たいこうぼう ろしょう)『六韜(りくとう)』
実際的な、俗っぽいが的確な人物鑑定法
(1)質問し、その理解の程度を観察する。
(2)追求し、とっさの反応を観察する。
(3)間者(かんじゃ)を送り、内通を誘い、誠実さを観察する。
(4)秘密を打ち明け、人徳(この場合は口の堅さ)を観察する。
(5)財政を扱わせ、正直さを観察する。
(6)女性を近づけ、人物の堅さを観察する。
(7)困難な仕事につかせ、性根の強さを観察する。
(8)酒に酔わせ、その態度を観察する。
●徳川家康「東照宮遺訓」
本当に家康の残したものか疑わしいといわれている。
「人の一生は重き荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。
不自由を常とおもへば、不足なし。
心に望みおこらば困窮したるときを思ひ出すべし。
堪忍(かんにん)は無事長久の基(もと)、怒りを敵と思へ。
勝つことばかり知りて負くること知らざれば、害その身にいたる。
己を責めて、人を責めるな。
及ばざるは過ぎたるに勝れり。」
●『平家物語』
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、
諸行無常(しょぎょうむじょう)の響きあり。
沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、
盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらはす。
奢れる(おごれる)人も久からず、ただ春の夜(よ)の夢のごとし。
猛き(たけき)者も遂にはほろびぬ。偏(ひとへ)に風の前の塵に同じ。
・祇園精舎の鐘の音色は、「諸行は無常」と聞こえる。
釈迦、入滅のとき沙羅の木はいっぺんに白色と変じた。
それは盛者も必ず滅することを示している。
奢る者、勇猛な者にも永遠はない。
春の夜の夢のようにはかなく、風の前の塵のように、消え、滅びる。
●鴨長明(かものちょうめい)『方丈記』
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたる例(ためし)なし。
世の中にある人と栖(すみか)と、またかくのごとし。
#読書 #人生訓
川村真二 / 『日本人の心に響く名言―ビジネスマンに贈る』