200326 竹端隆司 / 『「ランチェスター戦略」がイチからわかる本』読書グラフィ今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★現代ビジネス兵法研究会、竹端隆司 (監修) / 『なるほど! 「ランチェスター戦略」がイチからわかる本』



●「戦略」と「戦術」のパワー配分

 戦略力:戦術力=2:1


・戦略力・・・研究開発、商品開発、流通チャンネルなど。


・戦術力・・・営業員、営業拠点、宣伝広告など。



●市場をセグメントすれば、

 ナンバーワンになれるチャンスはいくらでもあります。
 

 たとえば日本を10の市場に細分化(セグメント)してみると、

 第一位の企業は、10の地域すべてで第一位とは限らず、

 最大10の第一位企業があったもおかしくないのです。


 さらに、市場を100に細分化すれば、100の企業にチャンスがあるわけです。


・地域、商品やターゲットもセグメントしてみる。


例:若年層/シニア向け/主婦向け



●「弱者」の正しい戦い方

・強者があつかっていない商品を取り扱う。

・強者がターゲットにしていない顧客を相手にする。

・強者がやっていないきめ細かいサービスを提供する。

・一部の地域でナンバーワンになることを目指す。など。



こうして徐々に力をつけていき、強者のシェアを奪い取る。



松井証券

 インターネット取引専業になり、

「差別化」と「集中」で成功したネット証券。



●八王子市 真田電気

 出張サービスで家電製品を販売し、さらにリフォーム工事や、

 果ては引越しの手伝いまで行います。


 リフォーム工事や引越し時は、家電製品の需要も高まり、

 お客さんからすれば、真田電気に頼めば、

 一度ですんでしまうので楽というわけです。


 車での出張サービス専門なので、

 カバーするエリアも広く、さらに都心にも足を運びます。



ランチェスター第一法則で支配される戦い方

(1)局地戦

 ビジネスを展開する地域や領域を狭い場所に限定し、経営資源を集中させる。


(2)接近戦

 接近する相手は「顧客」になります。

 訪問販売や地域に限定したチラシなどを活用し、

 重要な顧客には、直接訪問するなど「接近」するのです。


(3)一騎打ち戦

 敵を1人に絞る戦い方。

 狭い地域で相手を1社に絞る、

 あるいはフルラインで商品を揃える強者に対して、商品を1つに絞って戦う。


(4)一点集中

 ヒト、モノ、カネなど、兵力を分散させてはいけません。

 マーケットや商品、地域を限定します。


 犯しやすい失敗として「戦力の逐次投入」がありますが、

 兵力の小出しや分散は、

 戦場で避けなければならない劣悪な作戦とされています。


(5)陽動作戦

「オトリ」の広告や営業活動をするなど、

 ゲリラ作戦で強者にミート(Meet、ぶつける)されないようにします。



#読書 #ビジネス

現代ビジネス兵法研究会、竹端隆司 (監修) / 『なるほど! 「ランチェスター戦略」がイチからわかる本』