200413 下斗米淳 / 『人づきあいをラクにする行動のヒント68』 読書グラフィ今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★下斗米淳 / 『これなら、できそう! 人づきあいをラクにする行動のヒント68』



●いつも笑顔を通そうとすると笑顔そのものがストレスになる


 つくり笑顔で感情がポジティブになるという現象は、

 顔面フィードバック仮説と呼ばれ、多くの研究で検証されています。


 でもその笑顔が「自分の印象を良くしたい」という目標をあわせ持った場合、

 周囲に見せる表情を真の感情の間に

 ズレ(不協和)がある負担のほうが大きく、

 笑顔のポジティブな効果を打ち消してしまいます。



●誰も聞いていない場所で感情を吐き出す。

(海や工事現場、カラオケルームで)



●自分をあやす

(椅子に座って上半身を左右にゆらす、

 腕の力を抜いて立ち、上体を左右にねじる、

 あおむけに寝て、足首を持って左右に揺らしてもらう など)



●ときには周囲に感情をぶつける

・相手と対立しない話題で感情を出す

-どうでもいいことで怒ってみる。

-他人同士のことで怒ってみる。


・対立する話題をはぐらかして感情を出す。

-相手の立場にすりかえてみる。

-世間の話を口実にする。


・ジョークという逃げ道を作りつつ感情を出す。



●仕事のいらいらを恋人や親友、家族にぶつけてしまう

 自我枯渇理論


 私たちは理想的な自分になるため、あるいは周囲の環境にあわせるために、

 自分の考え方や感情、行動パターンを絶えずコントロールし続けています。

 ただ、コントロール用の心の資源は限られており、

 優れた会社員でいることに資源を使ってしまうと、

 良き恋人や親友、家庭人であろうとしても、すでに資源不足。

 コントロール不能でいらいらをぶつけてしまうのです。


 制御資源はたった独りで、おまけに体力低め。

 すぐエネルギー切れとなり、コントロールをしばらくやめてしまいます。


 でも制御資源は、休めば回復しますし、気持ちを高揚させることがあれば

 スタミナドリンクを飲んだように復活し、訓練次第でパワーアップもOK。

 まさに心の体力です。



●いらいらトリアージする

 トリアージとは、制約上のすべてのことがらに対応できないとき、

 着手する順番を一定の基準で判断すること。

 災害医療などでは、負傷者の症状に応じて色分けタグがつけられます。


 いらいらで「どうしようもできない」ときは、休息最優先。

「今日は処理不能ランクだから」と予定をキャンセル。

 家では部屋にこもって安静につとめることです。


 トリアージ作成は、

 いらいらを整理し、タグに物質化してコントロールします。

 脳は無形より有形、抽象的より具体的なものをコントロールしやすいので、

 制御資源が少なくても対応でき、資源増の訓練にもなります。



●おしゃべりする。

・自分のことをしゃべることでカタルシスが得られる。

・リラックス効果がある。

・興奮や刺激を得る効果がある。


「話しているうちに、また相手にあたってしまうかも」と心配なのでしょう。

 でも、あたっていいのです。後で謝れば済むこと。

 それができるのが、恋人・親友・家族です。


 いつか相手が困ったとき、今度はあなたがサポートを

 お返しすればいいんですから。



●ひとりでできる簡単リラックス法「自立訓練法」

・静かな場所で

 あお向けに寝る、ゆったり座る。


・眼をとじて次の言葉を1つずつ念じていこう

(1)両腕が重い

(2)両腕があたたかい

(3)心臓の音が静か

(4)呼吸がゆったり

(5)おなかがあたたかい

(6)頭がすずしい


・意識がぼうっとしてくるのをゆったり楽しむ。


・終わったら「うーん」と伸び。



#読書 #自己啓発


下斗米淳 / 『これなら、できそう! 人づきあいをラクにする行動のヒント68』