190324 大前研一 / 『デジタルネイティブ人材の育て方』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

大前研一 / 『デジタルネイティブ人材の育て方』


志賀俊之日産自動車ダイバーシティを推進する人財マネジメント」


●ゴーンの考えるグローバルビジネスとは、

 いったいどういうものなのでしょう?


 簡単にいうと、平面の地図と地球儀の違いです。


 平面の地図には中心があります。


 日本で売られている世界地図であれば、

 いつも日本が中心に位置しているはずです。


 一方、地球儀には中心がありません。


 あえていうなら、

 世界の各地域に中心はあるのです。


 そこで、開発費を合理的に使いながら、

 世界のお客様をイメージした全体最適化を行い、

 それごれの国の人々に

「私たちのためにつくってくれたのだ」

 と思って頂けるような製品を考えて提供する。


 これがグローバルビジネスなのです。



●多様性のある組織は本当に強いのか?


 多様性を増すと平均は下がるが、イノベーティブな発明は増加する。



●男性にとって、もっとも身近なダイバーシティは女性。



チャールズ・ダーウィン

「生き残る種というものは、

 最も強いものでもなければ、最も知的なものでもない。


 最も変化に適応できる種が生き残るのだ。」



●NAC人財マネジメント

NAC=ノミネーション・アドバイザリー・カウンセル


国籍・性別・社歴・学歴に関係なく

優秀な人財を発掘・育成・評価する仕組みです。



●TQM

TQMは経営管理手法の一種です。

Total Quality Managementの頭文字を取ったもので、

日本語では「総合的品質管理」と言われています

(総合的品質マネジメント、総合的品質経営と言われることもあります)。


TQMは、企業活動における「品質」全般に対し、

その維持・向上をはかっていくための

考え方、取り組み、手法、しくみ、方法論などの集合体と言えます。


そして、それらの取り組みが、

企業活動を経営目標の達成に向けて方向づける形になります。


出展:
https://www.juse.or.jp/tqm/about/



NISSAN WAYのコアメッセージ

「すべては一人ひとりの意欲から始まる」

(The power comes from inside.)


●Mindset 心構え

(1)Cross-functional,Cross-cultural

異なった意見・考え方を受け入れる多様性。


(2)Transparent

すべてを曖昧にせず、わかりやすく共有化。


(3)Learner

あらゆる機会を通じて、学ぶことに情熱を。

学習する組織の実現。


(4)Frugal

最小の資源で最大の成果。


(5)Competitive

自己満足に陥ることなく、常に競争を見据え、ベンチマーク



●Actions 行動

(1)Motivate

自分自身を含め、人のやる気を引き出していますか?


(2)Commit & Target

自ら達成責任を負い、

自らのポテンシャルを十分に発揮していますか?


(3)Perform

結果を出すことに全力を注いでいますか?


(4)Measure

成果・プロセスは誰でもわかるように測定していますか?


(5)Challenge

競争力のある変革に向けて継続的に挑戦していますか?



グローバル化と言わない海外進出


・海外子会社設立

 マネジメントの大半が日本人。

 一部ローカル幹部(日本人の好む人財を採用)。


・海外の会社をM&Aで買収

 大量の日本人を派遣。

 仕事の仕方を日本流に合わせる。


・海外の会社をM&Aで買収2

 現地任せ(投資すれど統治せず、放置)



●アライアンス 三つの原則

(1)互いのブランドを尊重し、それぞれが強化に努めること。

(2)企業経営はそれぞれの会社が責任を負うこと。

(3)案件ごとにWIN-WINが成立すること。



●(前略)

 ルノーには

 日産自動車を支配しようという意思はないので、


 もしフランス政府が

 ルノーを介して日産自動車を支配しようとした場合は、

 日産自動車ルノーの株の買い増しができる

 とルノーは契約に書いてくれました。


 そういう意味でも日産自動車ルノーは、

 いまでは完全にイコール・パートナーなのです。


※書籍発刊当時。現状は不明。



#読書 #ビジネス