190325 並木裕太 / 『ミッションからはじめよう!』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

<strong>★並木裕太 / 『ミッションからはじめよう!』</strong>


●ツリー

                                   ┌─ 1-A 価格
                    ┌─ 1 売上  ─┘
               │             └─ 1-B 人数
外国格安航空会社 ─┘
への対抗策               │                     ┌─ 2-A 変動費
                    └─ 2 コスト ─┘
                                  └─ 2-B 固定費


●3C

(1)Customer(カスタマー、顧客)は

   何を求めているか。

(2)Competitor(コンペティター、競合)は

   それに対して何をどう提供しているか。

(3)Company(カンパニー、自社)は、

   どう対応できるか。


MECE(ミーシー)

・モレなくダブりがない状態にするテクニック。

・これ以上にないくらい可能性を出しているし、

 それはきれいに整理されていますよ というもの。


●検討するためにそれぞれのタスクに設定しておくもの

(A)ソース・情報源

(B)アウトプットイメージ・分析内容

(C)メッセージ・仮設


例:機内サービス

(A)お客さまアンケート

  ●●部、路線名

  乗客が、機内食、機内販売、機内エンターテイメントに求めること、

  有料だった場合、どの程度の値段ならどの程度利用するか

  という情報を聞いている。


(B)提供している機内食、機内販売、機内エンターテイメントを

  リストにして縦に並べ、

  横に有料でもほしいとアンケートに答えた人の%や、

  いくらまでなら払っていいかという問いへの回答を書いていく。


(C)求められている機内販売・サービスは意外に少ない。

  でも、数少ない求められている機内販売・サービスに対しては、

  お金を追加で払ってでも『ほしい』と思っている人が存在する。



●4C

(1)Customer 顧客

(2)Competitor 競合他社

(3)Company 自社

(4)Channel 自社の商品を届けるための流通経路



●4P

(1)Product

プロダクト。どんな商品やサービスなのか。

(2)Price

プライス。どんな価格か。

(3)Promotion

プロモーション。どんな営業戦略か。

(4)Place

プレイス。どこで売るのか。



●ビジネスの一般的なプロセス

(1)考える (研究開発、商品企画)

(2)つくる (製造、物流)

(3)売る (営業、サポート)



●REC レック

(1)Register レジスタ

課題の重大さを認識する。


(2)Engage エンゲージ

課題が我がことであると理解する。


(3)Commit コミット

その課題を解くことが自分の仕事であると感じている。



●ミッション

自分たち(会社、部署、もしくはそのときのプロジェクト)の

目指す姿や提供する価値を定義したもの。



●ミッションをつくる3つのステップ

(1)想いをめぐらせ、材料を集める。

(2)想いを整理し、とりあえずの形にする。

(3)ミッションを確定する。



●「(1)想いをめぐらせ、材料を集める」ための3つのツール

(i) タイムマシン

過去と未来から見てみよう。


過去の自分が見たら、どう思うか?

未来の自分が見たら、どう思うか?


例:5年後のわたしが、いまの自分を見たらどう思うだろう。


(ii)エレベーター

視点の高さを変えて見てみよう。


視点を上げ下げすることによって視野がぐっと広がり、

いままで見えていなかったものが見えてくるはずです。


例:

・この仕事・プロジェクト・事業は、

 会社・業界・社会にとってどんな意味があるだろう?

 何をもたらしているのだろう?

 また、何を提供していけるだろう?


・上司・同僚・部下から見ると、

 自分の仕事・プロジェクト・事業は、どうみえているのだろう?


(iii)ロールスイッチ

立場を替えて見てみよう。


自分が商品を提供される顧客の立場だったら、

競合他社の立場だったらなど役割をスイッチ(切り替え)して、

自分たちのことを見てみる方法です。


例:
・自分が顧客だったら、

 その商品・サービスをほしいと思うだろうか?

 どんな価値があれば、ほしいと思うだろうか?


・自分がライバル会社の社員だったら、

 この仕事・プロジェクト・事業をどう見るか?


・自分が社長だったら、

 この事業に投資したいと思うだろうか?

 

 

 

●ミッションとは、

 エビデンス(証拠)によって支えられた、

 ファンクショナル(機能的)なベネフィットと、

 その機能によってもたらされる

 エモーショナル(感情的)なベネフィットに基づく

 ものでなければならない。



●ミッションコーン

※実際はピラミッド型です。
 

ミッション
機能的
ベネフィット
感情的
ベネフィット
エビデンス

 

 

 


●ミッション


「誰に」「どんな価値」を提供し、

「最終的にどんな状態」になっているか。


がすべて入っていることが重要なポイントになります。



●「(2)想いを整理し、とりあえずの形にする。」ためのステップ


(i)エビデンスを洗い出す。


ミッションを実現するにあたり求められる、

自分・自分の部署・会社のいままでの実績や強み、

また今後もっていなければならない強みは何ですか?


(ii)ファンクショナル/エモーショナルなベネフィットを決める


その商品なり、サービスによって、

顧客にどんな価値を提供できるのか?


このとき、誰にとってのベネフィットか、

というターゲットを意識することです。


・ファンクショナル(機能的)ベネフィット

目に見えて直接的に得られる価値。


・エモーショナル(感情的)ベネフィット

その価値を提供されたときにどんな気持ちになるか。


(iii)ミッションとして表現する。


ここまでにあげてきたエビデンスとベネフィットをまとめて、

価値や実現したい状態として、

ひとことで言うと、どうなるか?


なるべくキャッチーで、

伝わりやすい表現、言葉を工夫します。



●ミッションをチェックするための五カ条

(1)エビデンスに支えられたリアリティがある。

(2)社会に対して付加価値がある。

(3)誰に対してのベネフィットかが明確である。

(4)オンリーワンの内容になっている。

(5)わかりやすくエッジの効いたワーディングで示されている。

#読書 #ビジネス