190403 小澤淳 / 『成功した人はみんな「受験ワザ」を使っている』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★小澤淳 / 『成功した人はみんな「受験ワザ」を使っている』



●教え子に模試の後、必ずさせていること。


(1)間違えた問題はその日のうちに解き直す。


(2)"間違えノート”を作り、問題を切り取って貼り、

   正しい解き方を記しておく。


(3)間違えた理由を書き留めておく。

   ケアレスミス、公式忘れ など。



●おすすめする理由


(1)自分の失敗の傾向を知ることで、注意を喚起できる。

   失敗を繰り返さない。

(2)一つ一つ失敗を克服していくことで

   成功体験を積むことができ、自信につながる。

(3)自分に後輩や部下ができたときに、

   的確なアドバイスができ、信頼される。



●受験の”あるあるネタ

「昨年の倍率が高いと、今年は低くなる」



●人間は1年で3回生まれ変わる、と言います。

 100日間で細胞がすべて新しく生まれ変わり、

 それを365日で3回経験できるからです。


 つまり、1年で人間は「3回ほど更新される」。


 1年という時間が人間にとってどれほど大きいか、

 もうおわかりですね。



●睡魔に襲われても

 その場で「腕立て伏せを10回」してみてください。

 全身の筋肉が一気に覚醒するので、自然と頭も冴えてくるのです。



●受験シーズンになると、縁起物のお菓子の人気が高まります。

 たとえば、「キットカット」が「きっと勝っと」、

「カール」が「ウカール」など実にさまざま。


 私は、受験生にこのような菓子を食べることを勧めています。


 気持ちを合格モードに誘う「催眠作用」があり、

 モチベーションが高まるのです。


 この他にも、ヤル気とモチベーションを高める方法があります。


 それが、「ダジャレ食事」。


 たとえば、カレーを食べるときは「受カレー」と叫びながら、

 お餅を食べるときは「餅でモチベーションアップ」と叫びながら、

 リンゴを食べるときは「ヤル気アップル」と叫びながら、

 鶏肉を食べるときは「点をトリに行く」と叫びながら、

 食事をとる、といった具合です。


 縁起の良い料理をダジャレを叫びながら食べることで、

 食事の時間を「合格モード」にするための

「自己催眠」の時間として使うのです。



●消費者心理

「金額が低いときは%で書いたほうがお得に見える」けど、

「高いときは金額で書いたほうがお得に見える」



●暗記法でオススメなのは「うろ覚え x 1週間」というワザです。


「うろ覚え」を1週間毎日繰り返すと、記憶に定着しやすいのです。


 友達のカラオケを何度も聞いているうちに

 自然とその歌が歌えるようになったりしますよね?それと同じです。



●ストップウォッチを24時間、常に携帯する。

 何のためかというと、

「勉強時間」「睡眠時間」「合間の時間」を細かく計るのが目的です。


 ストップウォッチで計った勉強時間を

 毎日オリジナル手帳に書き込んで記録すれば、なおよいでしょう。



●「とりあえず1問目から埋め始める」のはNGです!

「考える時間:書く時間」=9:1くらいで、

 思考がまとまってから一気に息を止めて書く。


 試験が60分なら、

 まず全問方針を立てて計算してみたりして、

 最初の数分は白紙のままでもかまいません。


 大事なのは、捨てる問題を選ぶこと。


 解けない問題に時間を使うのではなく、

 解ける問題を確実に解くことに時間をかけると有効です。



●「好き」→「人に教えられる状態」を意識せよ。


 たとえば「物知り博士」の子どもは、

 喜々として大人に持っている知識を披露しますよね?


 親はいざとなれば子どもを「放置」するくらいの心構えでいなければ、

 子どもは言われたことを嫌々やるだけのマシーンになってしまうのです。


 人間は楽しくなければ物事に心から没頭することはないのです。


 好きこそモノの上手なれ、

 言い方を換えれば、得意になるとは、

 人に教えられる状態になることであり、

 そのためにはまず、好きになれということです。


「自分が人に教えること」を意識して学ぶ。

 これだけで理解度は全く違ってきます。



●「らせん式」カリキュラム

 同じ単元(カリキュラムの構成単位)を

 グルグル旋回しながらレベルアップしていく手法です。


 1度目は50%以下の理解でも、2度目・3度目は・・・


 私は、春・夏・冬の季節講習会で

 必ず「先取り」と「復習」を入れることにしてきました。


(1)講習会で先取り

(2)通常授業で学習

(3)講習会で復習

 
と、都合3回の学習機会を与えられます。


「忘れたころに再度インプットする」ことにポイントがある。



●あるインテリ芸能人もテレビでこう言っていました。


「今までやってきたノートと参考書をじっくり眺めて

 自分の”勉強量”に自信を持つことが必要であり、

 そういった精神状態で試験に臨むのがベストである」


 今までやってきた努力の証を机に広げてみて、

「あぁ、自分はこんなに努力してきたんだ」

 と感じてください。


 しかしこのとき、決して中は開かないように。


 忘れていたことがあると、不安になるからです。



●ドイツの経済学者 ヴェルナー・ゾンバルト

「経済成長は恋愛と贅沢から始まる」



●「苦手な分野は克服したい」


 当然であり、その努力はすべきです。


 しかし、どうしても結果が出ないときは、

 スッパリと諦めることも大切です。


 成果の上がらないことにクヨクヨ思い悩むより、

 得意分野を楽しく伸ばすことをオススメします。



※実践は自己責任で。

#読書 #人生訓