190410 飯田裕久 / 『「裏」を見通す技術 』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

飯田裕久 / 『「裏」を見通す技術 勝ちたいあなたに捧げる刑事の「秘情報収集法」』


※地味ではあるが、事例が豊富で面白い。



「『会社繁栄のため』などと言っているようでは、

 本当の意味で会社のためにはなっていないのではないか。」


恥じることはない。自分のために邁進(まいしん)するのだ。

それが人間の性(さが)である。


人をかき分け、性をまっとうするために勝ち進むのだ。

それが会社のためにもなるのはないだろうか。



●心に張り巡らせる、「気概」というアンテナの問題なのだ。


 人にはそれぞれ与えられたポジションがあり、

 どんな立場だろうがそれぞれに大事な任務を背負っている。


 そして、任務をまっとうするには、

 その立場に合わせて

 心構えや気概という心の中のアンテナを張り替えなければならないのだ。


 一番大事なのは、

 自分の「今」にもっとも適合したアンテナを縦横無尽に張り巡らせ、

 常に自分に必要な情報を受信できるようにすることではないだろうか。



●長モノ・・・蕎麦やラーメンといった麺類のこと。


 いったん事件に着手すると、第一課のベテラン刑事は、

 長モノは食べないようにしている人が多い。


 理由は極めて簡単である。

 長い物を食べると、それだけ事件が長引くというゲン担ぎからだ。



●古参刑事は飲むビールにも気を使っていることが多く、

 事件を抱えている時にはもっぱら決まった銘柄のビールを飲むことが多い。


 サッポロビールのラベルの星印を犯人(ホシ)になぞらえて、

「男は黙ってホシを飲む」、すなわち「刑事は寡黙に、ホシを落とす」

 というようなゲン担ぎをしていたのだ。


 足が速そうな、伝説上の動物が描かれているラベルのビールでは、

「足早にホシが逃げる」という理由で、

 またコウコウと日が昇ってくるラベルだと、

「明るくてホシが見えない」。



●月桂樹の香り 食欲を増進。

 オレガノ 野菜や肉の臭みをとることができる。


●盗犯捜査 最も基本的な捜査「質屋(グニヤ)回り」

 グニヤ・・・警察内部で使われる質屋の隠語。


●ナシ割捜査

「ナシ」とは「品」の逆さ読みである。

 ナシ割・・・「被害品を割り出す」という言葉が由来の隠語。



#読書 #人生訓