190415 チャールズ・エリス / 『敗者のゲーム』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★チャールズ・エリス (著)、鹿毛雄二 (訳) / 『敗者のゲーム』



□バートン・マルキールウォール街のランダム・ウォーカー』


□ジョン・ボーグル『ボーグルの投資』


□ディビッド・スウェンセン『常識にとらわれない投資』



●貯蓄の第一の目的はイザという時に備えることだ。

 そして消化器のように、必要な場合には勇気を持って全額使い切ることだ。


 そうした準備額は、使い切るためのものであり、

 使わないものを持ち続けるには、目に見えないコストがかかっている。


 いざという時の資金準備をしたうえで、

 それ以上の貯蓄は長期投資に回す。



●若い勤労者の最大の資産は毎年の給与収入を稼ぐ力だ。

 この毎年の収入は、言わば債券を持っているのと同じ効果がある。


●ディズレーリ

 長く幸せな生活を送る秘訣は、「未来に向かって登り続けること」



個人投資家のための十戒(じっかい)

(1)貯蓄すること。

   そして貯蓄したものを、将来の幸せと安定、

   子供の教育のために投資すること。


(2)相場の先行きに賭けてはいけない。

   もしあなたが衝動に駆られ、

   どうしても相場を見ながら売買するというなら、

   あなたはプロを相手にしていることを自覚すべきだ。


(3)税務上有利という理由で動いてはいけない。

   そうした商品は投資対象として魅力はない。


   ただ例外もある。

   自分の経済状況と、めまぐるしく変わる税制に見合った

   不動産投資管理計画を作成すること。


   また、何らかの理由でとにかく株を手放さなければならない時に、

   低い簿価の特定寄付を行うこと。


   それと、条件に合うなら、401kプランに毎年最大限拠出すること。


   所得税を抑えるには、

   債券・債券ファンドを非課税口座に組み入れること。


(4)自分の住宅を投資資産と考えてはいけない。

   住宅は家族と生活する場所であり、それ以上のものではない。

   家族のための投資としては意味がある。


(5)商品取引は考えものである。

   コモディティ取引は、投機にすぎない。

   経済的付加価値を生まない以上、投資とは言えない。


(6)証券会社の担当者に気をつけなさい。

   彼らの仕事はあなたを儲けさせることではなく、

   あなたから儲けることなのだ。


(7)いわゆる新金融商品に投資してはならない。

   この手の商品のほとんどは、投資家に保有されるためというより、

   投資家に売るために設計されている。


(8)元本、利息が安全だとか、リスクが少ない

   という理由だけで、債券に投資してはいけない。


   債券価格も株式とほとんど同様に変動するし、

   さらに債券は、長期運用にとって真のリスクであるインフレに弱い。


(9)長期の投資目的と投資方針、資産計画を文書にして書き出し、

   それに沿って行動すること。


(10)直感を信じて投資してはいけない。

    うまくいって有頂天の時は、

    大火傷が待っていると思ったほうがよい。


    落ち込んだ時は、

    夜明け前が一番暗いということを思い出そう。

    そして、何もしないことだ。
   

※実践は自己責任で。

#読書 #財テク