190416 神成美輝(著)、百枝義雄(監修) /『モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方』

読書グラフィ 今日読んだ本

★神成美輝(著)、百枝義雄(監修) / 『モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方』


●「運動」にこだわる。

バランス感覚を養い、頭と体を連動させる。

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 ちょっとでも高いところに乗って歩くのは、

 バランス感覚を鍛えているから。

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将来の複雑な運動につながるバランス感覚が養われる。


子どもは体を動かせる喜びにあふれている。


「危ない、危ない」もほどほどに。

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 危なくない範囲なら、段差にのぼっているのを見守る。

 この時期に思い切り運動させて、頭と体を連動させる。

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●「続・運動」にこだわる。

指先の動きで脳を刺激し、器用な手先をつくる。


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 ティッシュを箱から出すのは、

 3本指の訓練をしているから。

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5本指から3本指への移行期。


子どもはなんでもつまみたい。


つまむ動作ができるのは、人間の特権。


ゴミを見せに来るのも、

「こんなに小さい物がつまめたよ」と伝えたいからです。


「こんな小さいものがつまめたのね」


「今まさに指先を使って、脳を存分に刺激し、

 道具が使える器用な手をつくっている」

 と考えて見守ってほしいのです。


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 小さいものをつまんで見せに来たら、認める声かけをする。


 つまむという作業を意識的にさせる。

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●「お手伝い」にこだわる。

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 ママのじゃまをするのは、お手伝いがしたいから。

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子どもは、ママの役に立ちたいと思っている。


お手伝いを通じて、家族のメンバーとして認められたい。


お礼は一言「ありがとう」。


ママが「お手伝いをさせることは、社会性の獲得につながる」

と分かっているだけでもずいぶん違うと思います。


任せられない時、忙しい時などは、

簡単なお手伝いに変えてもらいます。


「今日はできないの。今度ね」と伝える。

そして大切なのは、その「今度」の約束を必ず守ること。


「ありがとう」の一言で終わらせた方がいいのです。

なぜなら、子どもは集団の一員として認められたいのであって、

ほめられたいわけではないからです。


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 できるだけお手伝いをさせる。

 それが将来の社会性につながる。


 お礼は「ありがとう」だけで十分。

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●「言語」にこだわる。

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 うるさいくらいに口で音を出すのは、

 話す練習をしているから。

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おしゃぶりや、おやつで、口をふさいではいけない。


唇の運動は、話す練習。


他の子どもとではなく、その子の以前と比較する。


子どもの言葉の成長を考えれば、

口の運動のじゃまをしてはいけません。


「言語(文字)の敏感期」がこないこともあります。

言葉に興味がうすい。

そういった場合は、ママが看板を消して、

「けんとの『け』があるよ」

などと教えてあげるといいでしょう。


文字に興味がない子に座って書き取りなどをさせるのは、

まったくもって逆効果ですから。


言葉の習得に関しては性差も大きい。


何に関してもそうですが、

他の子どもと比べるのではなく、

その子自身が半年前、1年前と比べて

どれくらい成長したのかを見てあげることがたいせつです。


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 小さい頃から口の運動のじゃまをしない。

 うるさいと感じても、見守る。

 看板の文字を指し示すなど、無理なく子どもの興味を引き出す。

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●「続・言語」にこだわる

好奇心を育み、知性を伸ばす。


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 「なんで、どうして?」と何度も聞くのは、

  好奇心が育っているから。

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質問をするのは、好奇心が育っている証拠。


答えられなくてもOK。

図鑑を本棚に置いておくと良い。


「調べてみたら?」と促す。


子どもがある程度大人と意思疎通ができるようになってくると、

「質問期」と呼ばれる時期がやってきます。


好奇心の強さは、そのままその子の知性の伸びにつながるからです。


簡単に答えられる質問ならいいのですが、

親も知らないことはたくさんあります。その時には、

「じゃあ、調べてみよう」

と載っていそうな図鑑を教えてあげて一緒に見ます。


もちろん大きくなって文字が読めるようになったら

自分で図鑑を読んで調べるのもよいと思います。


子どもにとって、

現実世界のものを図鑑の中に見つけることは「大発見!」


すべての図鑑をそろえることはできないので、

気になったものがあれば、図書館で調べるのもいいと思います。


親になんでも教わるというのではなく、

自分で答えを見つける学習のクセをつけることができます。


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 できるだけ質問の相手をする。


 答えが分からない時には、文字が読めなければ一緒に調べる。


 文字が読めるようになったら、図鑑で調べるように促す。

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#読書 #子育て