190508 田中ウルヴェ京 / 『成功の種を蒔く』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★田中ウルヴェ京 / 『成功の種を蒔く──わが子の本気を引き出すコーピングスキル50』


●著者の母が大学時代の一般教養で教わった言葉

「将来、みなさんが母になったとき、

 子育てで大事なことはひとつです。


『こうしたらいいんじゃないか』


 という解決策が頭にないときには、


”なにも言わない”こと。


 無理してなにか指示するのではなく、

 なにもしないことがいちばん大事です。


 わからないときはなにもしないでください。」



●著者の母がやった3つのこと

(1)なにも言わないこと。

(2)姉と私(著者)を比較しないこと。


 姉「悔しく思わない人なんだとわかったの。

   田中家では、それが悪いことだとは言われなかったわ」


(3)娘たちの前で父親の悪口を言わないこと。

  (娘が結婚するまで)


●現実をゆがめる四つの思考フィルター

(1)べき思考

「~であるべきだ」「~でなければいけない」と、

 ものごとを決めつけてしまうような思考パターンです。


「完璧思考」はここに含まれます。


(2)どうせ思考

 根拠がないのに、「自分はどうせ、なにをやってもダメな人間だ」と、

 なんでも悲観的にとらえてしまう思考のフィルターです。


「自己否定思考」「悲観思考」ともいいます。


(3)大げさ思考

「こうなったらどうしよう」「こうなるのではないか」「もう終わりだ」と、

 あらゆる出来事を大げさにとらえてしまう思考のフィルターです。


「過度な一般化思考」とも似たところがあります。


(4)読心思考

「あの人は私のことを嫌っているに違いない」

「相手はこう言っているが、本心は違うに決まっている」と、

 他人の気持ちを勝手に推測してしまう思考のフィルターです。


「思い込み思考」ともいいます。



●人には必ず思考のフィルターがあると子に示す。


 大事なことは、「ああ、自分の考え方のくせは直さなければ!」

 ではなく、「人には、考え方のくせがある」と、

 フィルターの存在自体にまず気づくことです。


「自分にはこういう傾向がありそうだ」と知っておくだけでも、

 親子、夫婦、上司と部下のコミュニケーションは、かなり違ってきます。



※実践は自己責任で。


#読書 #人生訓 #子育て