190526 ガイ・カワサキ / 『起業への挑戦』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★ガイ・カワサキ (著)、三木俊哉 (訳) / 『起業への挑戦』



エヴァンジェリズムの語源はギリシャ語で、

 おおよその意味は「よい知らせを宣伝する」。


●シュムージング(schmoozing)

社会的つながりを築く行為。

schmoozingの本来はおしゃべり、ばか話などの意。


シュムージングの名手は、

「何かお手伝いしましょうか」的な外向的姿勢を採用している。

それが広範囲で長続きするコネクションを築くコツである。


この考え方を基礎にした、

もっとたくさんの人に自分を知ってもらう方法。


・外へ出る。

・的確な質問をして口を閉じる。

・連絡しやすくする。

・フォローアップする。

・たくさんの「熱中」を見せる。

・人助けをする。



●Eメールの効果を上げる方法

・適切な件名をつける。

・火曜日をねらう。

・返信がきていないメールを再送する。

・48時間以内に返信する。

・英語はすべてを大文字にしない。

 すべて大文字で書いた文章は読みづらく、読み手に怒鳴っている印象を与える。

・引用して返信する。

・短く簡潔にする。

・HTMLではなくテキスト形式にする。

・承認を得ていないかぎり、大きなサイズのファイルを添付しない。

・同報メールにはBCCを使う。

・CCはなるべく使わない。

・署名を入れる。



ソーシャルメディアの戦略的計画

・ビジネスモデルを見きわめる。

・このビジネスモデルを成立させるには、

 どんな人たちを引き寄せる必要があるかを見きわめる。

・この人たちがどんな情報をほしがっているかを見きわめる。

・その情報を伝える。



●投稿のリシェアにまさるご褒美はない。

 その人はあなたがシェアした内容をみずからの名前で拡散するのだから。

 これは友人にレストランを薦めるようなものだ。

 したがってソーシャルメディアでいちばん大切なのは、

「投稿がリシェアされるか」である。



ソーシャルメディアでいちばん悩ましいのは、

 日々のコンテンツ探しである。


 これは「コンテンツモンスターの育成」と呼ばれたりもする。


 その方法はふたつ。


 コンテンツのクリエーション(創造)と

 キュレーション(収集・整理)だ。



●コンテンツのキュレーションに貢献するテクニック

・キュレーションサービスを利用する。

 Alltop(著者が協働で立ち上げたサービス)

 https://alltop.com/


・すでに話題になっているものをシェアする。

・「リスト」「サークル」「コミュニティ」「グループ」を使う。

・ユーザー生成コンテンツをシェアする。

自社製品の写真を撮ってもらったら、これもぜひシェアしよう。



●エディトリカルカレンダーのツール

・エクセル

・グーグル・ドキュメント

・ハブスポット(Hubspot)のエディトリアルカレンダー

・バッファ(Buffer)、スプラウトソーシャル(Sprout Social)、

 フートスイート(Hootsuite)


●他人の投稿のおかげでよいコンテンツが見つかったら「hat tip」

「hat tip」または「h/t」と書き添える。

(hap tipは帽子を軽く持ち上げて謝意を示すこと。)



●ライカライザー

 フェイスブック・ページをチェックし、

 コンテンツや投稿の種類、シェアする時間を修正するのに効果的だ。

 ツイッターの場合は「ソーシャルブロ」などのサービスを使って、

 フォロワーに関するレポートを入手し、新しいフォロワーを発見し、

 コンテンツの評価を知ることができる。



●投稿の自動化、スケジューリング ツール

・バッファ

・ドゥーシェア(Do Share)

・フレンズ+ミー(Friends+Me)

・フートスイート

・ポストプランナー(Post Planner)

スプラウトソーシャル

・テイルウィンド(Tailwind)

・ツイートデック(TweetDeck)


●フォロワーを増やすためにすべき2つのこと

(1)よい情報をシェアする。

 フォロワーを増やす方法はこれに尽きる。


(2)新しいプラットフォームに参加する。

 歴史の浅いプラットフォームのほうが、フォロワー集めは容易である。

 フォローすべき人がそもそも少ないし、不要なノイズも少ないからだ。


ツイッターのストリーム

・Twubs

・Tchat


●化粧品会社メアリー・ケイ 創業者 メアリー・ケイ・アッシュ


出会う人一人ひとりが、「私を大切にして」という札を

首から提げていると思ってください。

そうすれば、販売だけでなく、人生そのものでも成功できるでしょう。


□キャンバ

 グラフィックデザインを無料で簡単作成

https://www.canva.com/ja_jp/



●問題解決の一部でない人は、問題の一部である。



WYSIWYG=what you see is what you get、見たままが得られる。



●FOMO=fear of missing out、取り残されるという不安。



マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

誰もが偉大になれる。

誰もが人の役に立てるからだ。

大学の学位がなくてもいい。文法が完全でなくてもいい。

必要なのは慈愛に満ちた心、愛がもたらす魂だ。



サミュエル・ジョンソン

人を測る本当の物差しは、

その人が自分の役に立たない人にどう接するかである。



●高潔の士 mensch(メンシュ)

メンシュとは、倫理・礼節を重んじる徳の高い人物のこと。



●ビジネスの「盛衰」「陰陽」「拡大と崩壊」のサイクルの言い方

「顕微鏡と望遠鏡」


「顕微鏡」的局面では、冷静な思考、基本に返ること、

そして短期的な財務業績が大いに求められる。

専門家があらゆる細部、一つひとつの品目や出費をズームし、

それから予測、市場調査、競合分析を要求する。


「望遠鏡」的局面では、起業家が未来をこちらへ引き寄せる。

 次なる大仕事を思い描き、世界を変え、

 ライバルに後塵(こうじん)を拝させる。

 多少のお金がムダになるが、

 途方もないアイデアのいくつかは持ちこたえ、そして世界は前進する。



●起業家の誤りトップ10

(1)大きな数字に1%をかける。

→ <修正> ボトムアップで計算する。

1%のシェアをとるだけでもかなりの規模になると計算するのではなく、

ボトムアップ式に積み上げる計算をする。


(2)拡大を焦る。

→ <修正> 食いぶちは自分で稼ぐ。

売上をコントロールできるようになるまでは、

あえて拡大せず、じっと我慢する。


(3)パートナーシップを築く。

→ <修正> 売上にフォーカスする。

「売上がすべてを解決する」


(4)資金調達にフォーカスする。

→ <修正> プロトタイプの作成を重視する。

それがあれば実世界からのフィードバックが得られるし、

なんと売上もあげられる。


(5)スライドをたくさん使いすぎる。

→ <修正> 10/20/30ルールに従う。

売り込みのスライドは10枚、

プレゼンの時間は20分、

使用フォントは30ポイント。


(6)ものごとを順番に進める。

→ <修正> ものごとを並行して進める。

起業家は一度にたくさんのことをしなければならない。

そこそこできればそれでいい。

ひとつずつやっている時間などない。


(7)支配を維持しようとする。

→ <修正> パイを大きくする。

お金を儲けるには、同じパイのなかで取り分を大きくするのではなく、

パイ自体を大きくする必要がある。


(8)特許で会社を守ろうとする。

→ <修正> 成功を収めて会社を守る。

特許で会社を守るのは、

弁護士をたくさん雇えるお金持ちの大企業の専売特許であり、

スタートアップにはふさわしくない。

スタートアップを守るのは、市場での成功や成長のみ。

相手を訴えているような時間やお金はない。


(9)自身のイメージで人を雇う。

→ <修正> 補完するために雇う。

同じような人ばかり雇うのではなく、互いに補完しあう人材を雇うべきだ。

その代表格が「つくる」スキルと「売る」スキル。

この二種類はただちにそろえよう。


(10)投資家と仲よくなる。

→ <修正> 期待を上回る。

あなたの仕事は、投資家から資金を調達し、それを賢く使い、

10倍にして返すことだ。



□ハース・ビジネススクールでの著者の講演

https://www.youtube.com/watch?v=Oe5c9KK3ZIs



#読書 #ビジネス