190527 大橋悦夫、佐々木正悟 / 『スピードハックス』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★大橋悦夫、佐々木正悟 / 『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』



●てきぱきと仕事を片付けて、早めに退社していく人の行動パターンの共通点

(1)わからないことはすぐに人に尋ねる。

(2)仕事の進め方が確立されている。

(3)邪魔しづらい雰囲気を醸し出している。



●スピードハックス

ハック・・・すでにある仕組みをよりうまく回すための工夫」

といった意味合い。



●タスクリスト 後回しを回避する処置

(1)時間がかかりそうであれば、もう少し小さな単位の作業に分ける。

(2)手順がややこしそうであれば、手順ごとに作業を分ける。

(3)作業内容がよくわからないのであれば、

 タスクの名前を適切なものに変える。

(4)今日やらなくても支障がなくても、

 今日のうちにできる作業がないかを確認する。


 ポイントは、タスクをすぐ手がつけられるぐらいの

 手頃な大きさに砕いてしまうことです。


●依頼をする際のポイント

(1)依頼のタイミングを早くする。

(一人で進められるタスクは後回し)


(2)依頼の内容を明確にする。

(要するに何をすればいいのか。なにを、いつまでに、どのように。)


(3)相手に心の準備をしてもらう。



□大橋悦夫ブログ『シゴタノ!』

https://cyblog.jp/



アメリカ レオン・フェスティンガー 認知心理学

「認知的不協和」


 完了してもいないタスクにチェックを付けてしまうと、

「完了のしるし」であるチェックがついているのに、

実際にはそのタスクは完了していないということが、

認知的に不協和を与えるわけです。



野口悠紀雄『「超」整理法』

「取りかかることは難しい」



●大脳生理学てきにいえば「やる気」に関して一番大切な場所は、

脳の真ん中の下の方にある「腹側被蓋野(ふくそくひがいや)」という場所です。

何かに夢中になれることがあると、ここが興奮し、ドーパミンを放出するのです。


ドーパミンが放出されると、脳の「側座核(そくざかく)」と呼ばれる場所が

その快感によって刺激され、「やる気」を生み出します。


つまり、やる気が先に出て何かに夢中になるというより、

何かに夢中になることで快感を覚えるから、やる気がでるわけです。


取り組んでからやる気をわかせるのです。


問題なのは、やる気がないのにどうやって、仕事に取り組むかです。

その一つの方法として、ウィリアム・ジェームズという

古典的な心理学者の指摘を思い出します。


彼の指摘によれば、「楽しいから笑う」ということもあるが、

「笑えば楽しくなる」こともあるのです。


ですから、難しい仕事を前にしたら、笑いましょう。

笑うとまでは行かずとも、明るい表情を作ってみましょう。


前向きな感情を再現することに、まずは挑戦してみることです。



●段取りの仕方

「やったことがある作業」と「やったことのない作業」に分ける。


●仕事には2種類ある

(1)集中タスク

集中して取り組みたい仕事。

まとまった時間を確保したい。

例:企画書の作成やプレゼン資料の作成など。


(2)分散タスク

集中力が途切れたとき(=意識が分散しているとき)に一気に片付けたい仕事。

ある程度ためておいて、空いた時間に。

例:提携書類への記入や事務的なメール対応など。



●1時間以上かかるような作業がある場合は、より小さな作業に分解して、

 それぞれについて5~30分程度の幅で時間を割り当てていくようにします。



●小さな作業に分解することのメリット

(1)やるべきことが明確になる。

(2)達成感が何度も味わえる。

(3)進捗状況が明確にわかる。

(4)あとどれくらいの時間で終わるかがわかる。



●「未来の作業」のために作業記録をつける。

所要時間がカギになります。


●時間の計測は感覚に頼らない。

心の中の時計には、独自の法則、「出来事時間」があります。

心理時間はあてにならないので、

作業記録はコンピュータなどで計ることが望ましいといえます。



#読書 #ビジネス