190530 エイドリアン・J・スライウォツキー / 『ザ・ディマンド』 読書グラフィ

読書グラフィ 今日読んだ本

★エイドリアン・J・スライウォツキー(著)、佐藤徳之(監修) / 『ザ・ディマンド 爆発的ヒットを生む需要創出術』


●良質な広告、クーポンのばら撒き、ディスカウント-

 真のディマンドとはこうした類のものではない。


 ディマンド・クリエーターは、

 人々を理解することにすべての時間を注ぎ込む。


 彼らは、人々がいかに(中略)予測不能であるかを敏感に感じとる。


 心から好きになってくれるだろうものを理解しようとする。


 人々がそれぞれの生活のなかで実際にどのように行動しているかを観察し、

 大小さまざまなハッスル(煩わしさ)を解決する方法を見出す。


 ディマンド・クリエーターは、人々が必ず受け入れるもの、

 そしてライバルが真似できないものを創り上げる。



●人々を説得して買うように仕向けるという考え方から、

 人間理解、つまり世界を顧客の目や思いで見るという考え方に

 大きく切り替えることによってディマンドは生まれる。



●ハッスル(hustle)

英語で「ごり押しする」「乱暴に押しのけて進む」などの意味の言葉であるが、

日本における「カタカナ語」としては本来の意味から大きく外れ、

「張り切る」「とにかく頑張る」といったニュアンスである。

語源は、オランダ語で「振る」を意味するhusselen。

(出展: https://ja.wikipedia.org/wiki/ハッスル )



●インドでは、携帯電話の普及率が高い地方ほど

 貧困脱却と経済発展のスピードが速く

 自動車、住宅、既製服や食料、医療から教育にいたる

 良質なサービスに対する需要を創出していることが

 研究で明らかになっている。



●優れたディマンド・クリエーターが辿る6つのステップ

(1)マグネティック(Magnetic)

 機能面と情緒面の「魅力」が需要を生み出す。


(2)ハッスル・マップ(Hassle Map)

 時間とお金をムダにする「欠点」を明らかにする。


(3)バックストーリー(Backstory)

 「見えない要素」で魅力を強化する。


(4)トリガー(Trigger)

 人々を「夢中」にさせ、購買の決断を下してもらう。
(5)トラジェクトリー(Trajectory)

 魅力を「進化」させ、新しい需要層を掘り起こす。


(6)バリエーション(Variation)

 「コスト効率の高い製品多様化」を図る。
 

 

 

#読書 #ビジネス