190531 大橋悦夫、佐々木正悟 / 『スピードハックス』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★大橋悦夫、佐々木正悟 / 『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』
●脳の中には「ロボット」がある。
「ロボット」とは、心理学でいうところの
「自動化(オートマティゼーション)」と、
小脳の「手続き的記憶(プロシージャメモリ)」の、
両方の概念を足し合わせた造語です。
「自動化」というのは、私たち人間が、
特定の身体運動を繰り返し練習することによって、
ほとんど無意識のうちに、
非常に高速かつ正確に実行できるようになることを指します。
たとえば人間は、繰り返し練習することによって、
体の絶妙なバランスをとり、
ほぼ無意識に自転車を乗りこなせるようになります。
「ロボット」という言葉を使って説明すれば、
自転車に乗るための「ロボット」を、
人は脳の中に作ったということができます。
「ロボット」が仕事に役立つばかりか、
仕事のスピードを大いに増してくれることは、
いうまでもなく明らかでしょう。
●しかしそこには、大きな副作用があって、
(ロボットを鍛錬して)ロボットが成熟すればするほど、
作業自体に注がれる注意力は低下していくのです。
人は仕事に慣れ、仕事に飽き、仕事が雑になり、
ついには眠くなってしまうのです。
●私たち人間には、他人を高く評価し、
他人に強い影響を受ける傾向があるわけです。
「やる気」を起こす目的でも、
この性質を活用しようというのが、ここで私の言いたいことです。
●「考える作業」と「手を動かす作業」を分ける。
私たちの身の回りには、目に見えないものを材料にして、
手で触れることのできないものを作る仕事が増えている。
つまり、目の前にやるべき仕事があることはわかっていても、
必要な材料が揃っているかどうかが一目でわからなくなっているのです。
手を動かし始める前に、
必要な材料を揃えるための「考える時間」が必要なのです。
「考える時間」は何も机やパソコンに向かっているときでなくとも、
移動時間やちょっとした空き時間でも思いついたときに
メモするなどして進めることができます。
逆にいえば、机に向かったら、
ひたすら手を動かす時間として使ったほうが効率がよいといえるでしょう。
□ジム・レーヤー『メンタル・タフネス』
ストレスの4つの種類
(1)オーバートレーニング(過剰ストレス)
(2)タフネストレーニング(順応性ストレス)
(3)メンテナンストレーニング(持続ストレス)
(4)アンダートレーニング(不足ストレス)
・トレーニングは「タフネストレーニング」が最適。
・「アンダートレーニング」とは、まったくトレーニングをせずに、
筋肉が衰えていく状態を指します。
・個人的には、疲れも空腹もほどほど(=タフネス)の状態にあるときが、
最も集中力を発揮できるのではないかと思っています。
●自分にとって最適な負荷を見極めることができる2つの方法
(1)10分やったら2分休む。
比較的単純な作業を大量に抱えている場合に有効。
(2)1時間やったら30分流す。
もう少しサイズの大きな仕事に向いている。
最初の1時間で集中して片付けたい仕事を行い、
次の30分はメールチェックや書類整理などの
リラックスしながらでもできる仕事で頭を休めるようにします。
いずれの方法も、10分/2分、1時間/30分 という時間を
自分の身体のリズムに合わせて”カスタマイズ”することで、
自分に合った集中と分散のコントロール、
すなわち”息継ぎ”ができるようになるでしょう。
●電話や声をかけられる、といったさまざまな中断を回避するために、
何か一つの仕事に没頭している間は、
「邪魔して欲しくない」目印として帽子をかぶるというアイデアを
採用している米国の会社があるそうです。
●とにかく「ゴール」までたどり着く
仕事においても、とにかく一通り最後まで終えてしまうことで、
「2週目以降」を速くかつ楽に走れるようになります。
●「小さなゴール」のたびに”マス目”を塗りつぶす。
小さく分けた各作業の難易度や想定時間を見込んで、
ノートに”□□□□”のような白いマスを書いておくことです。
マスの数は作業の負荷や所要時間に合わせて増減させます。
多いほどその作業は手間がかかることが視覚的にわかるようになるわけです。
そして、作業が一つ終わるたびに、白いマス目を黒く塗りつぶしていきます。
(中略)
仕事が確実に消化できている、という実感と達成感が得られます。
●米国の社会心理学者 エイブラハム・テッサー 「時間管理と自己評価」
「時間管理において、最も大切なことは、
自分は時間管理がちゃんとできていると感じることだ」
#読書 #ビジネス #仕事術