190602 藏原これむつ / 『神道的生活が日本を救う』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★藏原これむつ / 『神道的生活が日本を救う』



●子どもが生まれて一ヶ月後くらいに

「初宮参り(はつみやまいり)」(お宮参り)を行う慣わしがある。

 ここでお参りした神社が産土(うぶすな)さまとなる。


 初宮参りも「子どもが生まれました。よろしくお願いします」

 という氏子(うじこ)の氏神(うじがみ)に対する挨拶なのである。



●お願い事があれば参拝のあとに。

 もっとも要望を全面的に神さまに押しつけるのではなく、

「こうなるようにお見守りください」と、

 あくまでも行うのは自身であることを忘れてはならない。



●鳥居をくぐって参道を歩いていこう。


 参道の中央は歩かないようにしよう。

 鳥居から続く参道の中央はそのまま神さまの居るところに通じるので、

 神さまと正面から対することを避けるためである。


 境内に入ってしばらく行くと、必ず「手水舎(てみずや)」がある。

「ちょうずや」と呼ぶ場合もあるが、

「ちょうず」は「てみず」が転訛(てんか)したものだ。


 まず左手を洗う。

 柄杓(ひしゃく)を持ち替えて、次に右手。

 再び持ち替えて、左手で水を受けて口をすすぐ。

 次に口をつけた左手をもう一度洗う。

 最後に両手で柄杓を持ち、立てて水を流して柄杓の柄の部分を清める。



●お賽銭の金額は決まっていないが、

 語呂合わせで金額を決める人が多いようだ。

 五円で「ご縁を」とはよくあるが、

 面白いのは初詣に多くみかける「2951円」である。

「福よ来い」になるらしい。



●参拝の作法は「二礼二拍手一礼」



●椅子に腰掛けてご祈祷を受ける椅子

 胡床(こしょう)

 使わないときは折りたためる便利な椅子。

 普通に市販されていないのが残念である。



●明浄正直(めいじょうせいちょく)

 清き、明(あか)き、正しき、直(なお)き心とは、

 実は神道で理想とされる精神であり、姿である。


●これは学説として通っている話だが、

「みち」という言葉は「み」と「ち」に分かれる。


「ち」は道そのもののことを指しており、

「み」というのは御酒(みき)、御饌(みけ)などで使われている

「み」と同じ接頭語である。


 したがって「みち」という言葉には、

 神さまの道という意味が込められていると考えられるのだ。


「ち」という文字は、大道を「おほち」と読むことや、

 巷の「ち・また」に用いられている。


 また、「あっち」「こっち」という方向を示した言葉にも

「ち」が見られる。



#読書 #人生訓