190606 アル・ライズ / 『フォーカス! 』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★アル・ライズ(著)、川上純子 (訳) / 『フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法』
※事例が多くて読みづらく、言いたいことがわかりにくい。
項の見出し直後を読むようにすると、サクサク読めました。
●フォーカスは、シンプルであれ。
チャールズ・ケタリング 額に飾っていた言葉
「どんな問題でも、解いてしまえばシンプルだ。」
自社のフォーカスが適切か否かを判断する際には、
「そのフォーカスは、シンプルか?」
と自問自答するのが最良の方法だ。
●大企業や中小企業、あるいは海外の企業など、
多種多様な企業と仕事をするうちに気づいたことがある。
それは、経営者がみな「アイデア病」にかかっているということだ。
彼らは、「内部スタッフや外部コンサルタントの出す
アイデアの質が企業の成否を握っている」と考えている。
だが、ほとんどの企業は、これ以上アイデアを増やす必要などない。
むしろ減らすべきだ。
シンプルなフォーカスがあればいい。
企業に欠けているのは、アイデアではなく判断力だ。
よいアイデアはいたるところにあるが、
よい判断は、そうそう見あたらない。
よいフォーカスはシンプルだが、
よいフォーカスを「見分ける」のはシンプルではない。
それに必要な判断力を持ち合わせている人は、驚くほど少ない。
●フォーカスは、記憶されなければならない。
記憶されるものと、そうでないものの違いは何か?
(1)記憶されるフォーカスは、消費者に発信したとき、
「個性的だ」と感じ取ってもらえる。
あなたの主張は、他社と差別化されていなければならない。
(2)記憶されるフォーカスは、衝撃を与える要素がある。
思いがけない言葉、否定的な言葉を効果的に使うといい。
例:チャーチル 首相就任後 初の議会演説
「私が差し出せるものは、何ひとつありません。
血と労苦と涙と汗、それ以外には何ひとつないのです」
●フォーカスは、革命的であらねばならない。
フォーカスを育みたいなら、いくつかのGAMPを破らなければならない。
GAMPとは、Generally Accepted Management Practice、すなわち
「一般的に是とされている経営実践」のことだ。
売上だけでなく、利益や投資利益率も成長させねばならないとする
成長志向の理論である。
●経営者の一番の仕事は、経営ではなく、未来を見抜くことである。
ここでいう未来とは、その経営者の指揮下で拓かれるべき世界を指す。
フォーカスとは、未来はどこにあり、それを実現するためには
具体的にどんなステップを踏むべきかを予測することでもある。
●M400 Skycar
※失敗事例だったけど、かっこいいVTOL機。
(参考:
https://en.wikipedia.org/wiki/Moller_M400_Skycar)
●フォーチュン500(全米大企業500社ランキング)
アメリカ企業の健全度を的確に表すバロメーターとして知られる。
●悪い合併とよい合併の違い
合併のよし悪しは、
それが企業のフォーカスを高めるものになるかどうかにかかっている。
同業の企業同士の合併はフォーカスを高める。
逆に共通性のない企業同士の合併はフォーカスを失わせる。
インテルCEO アンドリュー・グローブ
「ひとつずつバラバラのかごに卵を入れるより、
全部の卵をひとつのかごに入れて、
このかごでよかったかどうかをじっくり検討するほうがいいと思う。
●全米史上最も人気のあった大統領は、おそらく
フランクリン・D・ルーズヴェルトだが、
彼が圧勝を収めた1936年の選挙でさえ、一般投票では61%しか得ていない。
これから考えれば、市場での80~90%もの支持など望むべくもない。
ある意味で、あらゆるビジネスはニッチ(隙間)ビジネスである。
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