190821 中谷彰宏 / 『最強版 あなたのお客さんになりたい!』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

中谷彰宏 / 『最強版 あなたのお客さんになりたい!―顧客満足の達人』



●知恵を絞らなくてはいけないのは、

 1度来たお客さんに再び戻って来てもらうことです。


 考えなければいけないのは、

「なぜお客さんが来ないのか」ではなく、

「なぜ戻って来ないのか」なのです。



●「ご注文の○○をお持ちしました」では、サービスにはなりません。

 頼まれたことをするのは、サービスマンでなくてもできるのです。


 頼まれたことに、ちょっと「プラスアルファ」を添えることがポイントです。


 例:頼んだわけでもないのに、ワインのラベルをプレゼントして、

 さらに、そのワインの細かな解説を書いたカードまで添えてくれた。



●サービスだと気づかないサービスが最後に効いてくる。


 例:ディズニーランド

 メリーゴーラウンドの木馬のペンキを毎日塗り直している。



●今までのサービス業は、

 まず「お得だ」というところからスタートしました。


 やがてそれは、「便利」に変わりました。

 これがスーパーからコンビニへの移行です。


 これからは何か。


 それが、「ちょっと、うれしい」です。


 あなたがお店に行って「あのお店はよかった」とおぼえているのは、

 ちょっと、うれしかったからです。


「ちょっと、うれしい」を与えることができなかったら、

 サービスをしなかったも同然なのです。



●花を贈った人は、どういう花が相手におくられたかがわからないのだ。


 贈り物でお花をいただいた時、

 私はポラロイドカメラでその花の写真を撮って、

 お礼状を添えて贈り主に送りました。


※ギフトも同様なので、

 Amazonなどでギフトを贈った人へのサービスも考えられそう。

 また、贈られた人のお礼の仕方として良いと思いました。



ドクターショッピング

 病院をころころ替えているおじいちゃん、おばあちゃん。



●つまらない話をしている時でも、

「なるほど、なるほど」と言ってメモしてくれる。


 これが大事なのです。


 この時のメモ用紙は汚い紙ではダメです。


 このメモの取り方が、外国人はとても上手です。

 ファイリングが大変きれいなのです。


 石原裕次郎記念館には、

 石原裕次郎さんが夫人のまき子さんにあてたメモがあります。


「プールにいます。裕次郎


 奥さんが買い物から帰ってきて、裕次郎さんがいない時に、

 どこに行ったか心配するといけないと思って、裕次郎さんが書いたのです。


 その小さなメモを残す裕次郎さんの心の優しさ。


 さらに感心させられるのは、まき子さんが、

 そのメモをずっと大事に持っていることです。


 何でもないことでも、全部ストックされていて、

 ちゃんと大切にとっておいてある。


 ここに人は感動するのです。



●ある百貨店では、

 お客さんからたくさんクレームをもらった人に、得点を与えています。

 たくさんクレームを集めた人が表彰されるのです。


 前に失敗して、自分でクレーム集を持っているから、

「こういう言い方をしたらこういうクレームが来る」と、予測できるのです。



●クレームをもらうと、営業マンの思考レベルは、

 幼稚園児のレベルになりがちです。

 園児が失敗したときの言動 5つの特徴


(1)先生が話している途中で、しゃべり始めます。

 >>>お客さんのクレームを最後まで聞かないで、

  話の途中で必ず割って入ってくる。


(2)言い訳をします。

 >>>言い訳が、ますますお客さんの気持ちをこじれさせていきます。


(3)別の人に責任をなすりつける。

 >>>クレームを言っているお客さんは、

  目の前の担当者がいなくなることが一番、頭にくるのです。


(4)時間を空けて後回しにする。

 >>>「もう少しお待ち下さい」と言われても、

  お客さんには、この「もう少し」がいつなのかわからない。


(5)さも複雑な問題であるかのようなふりをする。



●クレーム対応 3つの原則

(1)「その場で」

(2)「シンプルに」

(3)「ダイレクトに」



#読書 #ビジネス