190911 大前研一 / 『50代からの「稼ぐ力」』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★大前研一 / 『50代からの「稼ぐ力」〜会社にも年金にも頼らず生きる方法〜』
●シンギュラリティ
2040年にはAI(人工知能)が人間の脳を超え、
我々の生活に計り知れない変化をもたらす。
「シンギュラリティ」とは未来学上の概念の一つで、
日本語では「技術的特異点」と記される。
2040年に現在50代の人は70代、40代の人は60代になっているわけだが、
その頃には人間がやっている仕事の多くが
AIやロボットに置き換えられてしまうということだ。
●「イオニスト」「ららぽーたー」
地元のショッピングモール1か所で日々の暮らしを完結させる若者たち。
●「あらかじめ決まった答えがない問題」に対して
答えを見つけていく時に必要な3つの能力
(1)いくつかの答えの可能性が論理的にスッと抽出できる能力。
(2)正しい答えにたどり着くために、
みんなをその気にさせて議論を引っ張っていくリーダーシップ。
EQ(心の知能指数)の世界である。
(3)構想力。
問題の全体像をパッとつかみ、
見えていないものでも見えるようにする能力である。
IQは主に左脳を使うが、構想力は右脳を使う。
●大前研一『新・資本論』
21世紀の「見えない大陸(インビジブル・コンチネント)」の経済原則は、
実体経済の空間に加えて、サイバー経済の空間、ボーダーレス経済の空間、
マルチプル経済の空間という四つの要素で成り立ち、
富はプラットフォーム(共通な場を形成する役割を果たすスタンダード)
から生まれる。
●いま世界で繁栄しているのは、国ではなく「地域」である。
「メガリージョン」や「メガシティ」
例:アメリカ シリコンバレー、サンフランシスコ・ベイエリア、
中国 深セン、香港や珠海(しゅかい)、シンガポール
●メガリージョンやメガシティの成長を支えているのは、
国家や政府ではなく企業であり、企業を牽引する「個人」である。
傑出した個人「I」がつながって
組織「We」をさらに強くするのが21世紀の特徴なのだ。
ICT時代のネットワーク社会では「I」よりも「We」のほうが、
必ず優れている。それが「集団知」というものであり、
集団知が重層化すればするほどその組織は強くなる。
#読書 #人生訓