190922 ブライアントレーシー / 『ブライアン・トレーシーのYES!』 読書グラフィ
読書グラフィ 今日読んだ本
★ブライアントレーシー(著)、片山奈緒美(訳) / 『ブライアン・トレーシー
のYES! 年収1000万円以上を実現する21のカギ』
●経営幹部の集団が重要な資質について質問され、
85%が意見を同じくしたのは、
(1)仕事に優先順位をつけて重要度の高い仕事に取り組む能力。
(2)速やかに優れた仕事をやり遂げる自分コントロール力。
●ビジネスの成功の鍵となる尺度は、顧客の満足である。
●企業が失敗した理由はたったひとつのことに行きあたる。
価格が低いのだ。
それとは対照的に、ビジネスがうまくいって成長し、
利益を上げているときは価格が高い。
●保険業界の統計によると、
21歳で働きはじめた100人は、65歳までに、
1人が金持ちになり、4人が経済的に自立し、15人がいくらか蓄えがあるが、
残りの80人はその年になってもまだ働いているか、
破産しているか、年金に頼っているか、死んでいるという。
●きょうから収入の1パーセントを貯蓄して、
残りの99パーセントで生活することにしよう。
これなら無理なくやれるのではないだろうか。
すぐに収入の99パーセントで生活することに慣れるだろう。
次は毎月収入の2パーセントを貯蓄し、
残りの98パーセントで生活することにしよう。
月を追うごとに貯蓄の割合を1パーセントずつ増やしていこう。
1年以内に収入の10パーセントを貯蓄しているだろう。
●パーキンソンの法則
支出の額は収入の額に達するまで膨張する。
だから、この法則を破ることが経済的自立の道へとつながる。
●ピーター・ドラッカー
「時間を管理することはできない。
あなたにできるのは自分自身を管理することだけだ。」
●毎日、活動を始める前に、
その日にしなければならないことすべてのリストをつくろう。
そして、つくったリストにABCDEメソッドを取りいれよう。
(A)しなければならないこと
未完の仕事に重大な結果をもたらすこと。
(B)するべきであること
したりしなかったりすることで緩やかな結果をもたらすこと。
(C)するとよいこと
してもしなくても何ら結果は変わらないこと。
(D)代行を頼むこと
誰かに仕事を代行してもらい、
自分しかできないことにもっと時間を割くこと。
(E)削除
現在の仕事や目標達成に重要ではないこと。
すべてとりやめてよい仕事。
●トップの人たちは、
ほとんどいつも問題の解決策について考えている。
何かを誰かがしたために、またはしなかったために
問題が起こったとぐずぐずと考えていたりせずに、
問題を解決するために何をすべきかを考えるのだ。
●効果的に問題を解決する9ステップ
(1)問題を明確に捉えるために時間をとろう。
医療の世界では、「正確に診断をくだしたら、半分治療したも同じである」
という。
(2)「それはほんとうに問題なのだろうか?」と自分に質問しよう。
あなたの仕事のなかには、まったく手をつけられない仕事もある。
それが現実だ。
(3)「ほかに何が問題だろう?」と自分に尋ねよう。
どんな問題もいろいろな角度から見ることができるようになると、
最高の解決策を見つけやすい。
(4)「この問題はどんなふうに起こったのだろう?」と自分に質問しよう。
問題が起こった原因を理解しようとすれば、
それが二度と起こらないことを確信できる。
(5)「考えられるすべての解決法とは何か?」と自分に尋ねよう。
より多くの解決方法をつくりだせば、
そのなかで適した解決方法を見つけるはずだ。
(6)「現時点での最高の解決方法は何だろう?」と問いかけよう。
ときにどんな解決策でも、何も方法がないよりましとういことがある。
ありふれた解決方法でも、
複雑すぎて誰も実践できない優れた解決策よりも
優れていることは少なくない。
(7)決断しよう。
どんな解決策であろうと、ともかく解決方法を選び、とるべき行動を決めよう。
つねに「次はどんな行動をとろう?これから何をしよう?」と尋ねよう。
(8)責任を割りあてる。
問題の解決策を実践する人々に
それぞれが担当する仕事をきちんと割りあてよう。
(9)判断の基準を設定しよう。
その解決策で到達したい結果を正確に決めるほど、それを達成しやすくなる。
●どうしてそれが問題なのかを考えよう。
チャンスの裏返しではないだろうか?
だとすれば、そこにはどんな可能性や教訓が隠れているだろう?
●幸せの五要素
(1)健康とエネルギー
(2)幸せな人間関係
(3)意義のある仕事
(4)経済的自立
(5)自己実現
●健康のための七つの習慣
(1)規則正しい食事
(2)控えめな食事
(3)食間におやつを食べない
(4)定期的な運動
(5)シートベルト着用
(6)禁煙
(7)飲酒はほどほどに
●よい健康状態のための五つのP
(1)Proper weight(適正体重)
(2)Proper diet(適量の食事)
(3)Proper exercise(適度な運動)
(4)Proper rest(適度な休息)
(5)Proper attitude(適切な態度)
健康で幸せな人生を手に入れるために重要な資質は楽観主義である。
通常、ポジティブで楽観的な人は免疫系が強く、
あまり風邪をひかないなど病気になりにくい。
ハードワークや疲労からの復活も早い。
●(子どもについて)よい手本になる
あなたが子どもに与えるもっとも強力な影響は、
彼らが成長するあいだずっと示す手本である。
子どもはつねに視界の隅で親を見ているものだ。
そして、すべてを吸収する。
親のふるまいを見つめ、分析する。
とりわけ親が怒ったり動揺したりしているとき、
または子どもがまちがいを犯したとき、
世の大人がどうふるまうのかについて明確な心象を持つようになる。
何度でも繰りかえして次の質問を自分に投げかけよう。
「もし家族の全員がわたしみたいな人間だったら、
わたしの家族はどんな家族になるだろう?」
●(子どもについて)親としていちばん重要な仕事は
子どもに価値観を教えこみ、人格形成をすることである。
とりわけ正直で嘘をつかないことは重要な価値観だと教えるだろう。
子どもは嘘をつくことの効きめを見ようとする。
もし効きめがないとなれば、きちんと真実を話すようになるだろう。
●子どもに
「いまからほんとうのことだけを話しなさい。
真実を話したせいで面倒なことにはならないと約束しよう。
ただ、もしおまえたちが嘘をついたら、わたしたちは悲しむし、
おまえたちを罰するだろう。
しかし、ほんとうのことを言ったら、罰したりはしない。」
(中略)
ある日、息子が友だちの話をした。
その友だちに親に嘘をついてみるようそそのかされたのだと言う。
息子「ぼくは親に嘘をつかないと言ってやったんだ。」
友人「誰でも親に嘘くらいつくさ。」
息子「でも、ぼくは親に嘘をつかない。
つく必要がないもの。
いつもほんとうのことを話すし、そのせいで叱られることはないよ。」
●あなたの幸せの優に85パーセントは、
周囲の人との良好な人間関係から生まれる。
そして残念なことに、
不幸せの優に85パーセントも周囲の人との人間関係に起因する。
●他人が自分を重要だと感じるように仕向ける七つの方法
(1)他人をありのままに受けいれる。
心理学者はこれを”無条件の肯定的関心”と呼ぶ。
たいていの人はそれぞれの基準で判断したり批判したりするので、
他人に無条件に受けとめてもらえると、その人の自尊心は高まり、
自己像は強化され、幸せな気分になる。
(2)他人への感謝を示す。
誰かがしたり言ったりしたことどんなことについても、
あなたが感謝すれば、その人は自尊心を高め、
自分がより重要な人物であると感じるようになる。
ほんのひと言「ありがとう」と言うだけでも、
びっくりするほどの効果が生まれるものだ。
(3)愛想よくする。
どんな状況でももっとも歓迎される人は、
愛想がよくて他人に対して肯定的な人である。
反対に質問したり、不満を言ったり、反対ばかりしている議論好きな人は、
どこへ行っても歓迎されにくい。
(4)褒める。
エイブラハム・リンカーン「誰でもお世辞を好む」
(5)他人に注意を向ける。
おそらく他人の自尊心を高めるもっとも効果的な方法は、
相手の話に注意深く耳を傾けることである。
聞き手を得た相手は、脳がエンドルフィンを放出する。
その結果、幸せな気分になり、自尊心が高まる。
(6)批判しない、責めない、文句を言わない。
あらゆる分野で周囲に好かれる人がよく言う言葉は「いい(nice)」である。
(7)すべての人に丁寧に、気遣いをして、思いやりを持って接する。
あなたが丁寧に接すれば、相手は自分をもっと価値があり、
尊敬されているように感じる。
そして、あなたに対しても高く評価して敬意を払ってくれる。
●作家 ジェームズ・アレン
「人間は環境を改善することを切望するが、
自分自身を改善しようとはしない。
だから、彼らは縛られたままである。」
●忘却のカーブ
どの人も”忘却のカーブ”またの名を”許しのカーブ”を持っている。
この曲線はあなたがネガティブな経験を
どれほど早く許したり忘れたりするかの尺度であり、
あなたが感情的にどれほど健全であるかを決定づける。
縦軸に怒りなどネガティブな感情の強度をとり、
横軸に時間の長さをとる。
真に健康な人はこのぐらふが下降曲線を描く。
●あなたは自分の正しさにこだわって他人を批判するだろうか?
それともこだわりよりも幸せな気分になることを選ぶだろうか?
●金や物質的なものから離脱する仏教の教えを実践し、
いかなることにも動揺したり、心配したりしないようになろう。
#読書 #人生訓