191009 小倉昌男 / 『経営学』 読書グラフィ 今日読んだ本
読書グラフィ 今日読んだ本
★小倉昌男 / 『経営学』
※本当にリアルな経営の進行が書かれていて、
勉強したい人には良いのかもしれない。
●正確で公正な人事考課の制度を確立するのは至難の技だ。
そこで私は部下の目で見た「下からの評価」
と同僚による「横からの評価」を取り入れ、
社員の人柄を評価することにしている。
●個人償却制
形式上は会社の所有としながら、
実質的には社員個人に車両を持たせ、かつ管理させる。
もちろん、厳密にいえば違法である。
毎月車両一台ごとの収入(水揚げ)から、
まず本社の管理費としてその30%ないし40%を控除する。
(先に取るところが味噌である)
それから車両の償却費、燃料費、修繕費を引いていく。
その結果、残ったものが運転手の給料になるわけである。
償却年数が来て車を代替したとき、
簿価との差の売却益が出れば、それは運転手の収入になる。
運転手は、毎日水揚げを上げようと努力するし、
車を大事に使い、事故防止に最大の注意を払う。
燃料費、修繕費も少なくなる。
場合によっては、車両は運転手の自宅に持っていかせる。
そうすれば会社に車庫を作る必要もなくなる。
会社は安定した収入を確保することができるし、
運転手は努力すればその努力が自分の収入の増加になって報いられる。
●経営リーダー10の条件
(1)論理的思考
(2)時代の風を読む
(3)戦略的思考
(4)攻めの経営
(5)行政に頼らぬ自立の精神
(6)政治家に頼るな、自助努力あるのみ
(7)マスコミとの良い関係
(8)明るい性格
(9)身銭を切ること
(10)高い倫理観
●昭和20年代 飢えとの闘いの時代
昭和30年代 二次産業の製造業が頑張って、日本の復興をリードした時代。
昭和40年代 三次産業の流通業が経済をリードした時代。
昭和50年代 消費者の時代。
消費者が何を求めているか、マーケティングが重視され、
軽薄短小の新商品が街にあふれた。
昭和60年代 生活社の時代。
物は満ち、ゆとりある生活が求められた。
現代(発刊時) ボーダーレスの時代。
経済に国境がなくなった。
また、生活や経済活動の単位として、
個人がクローズアップされてきた。
いまやライバルは必ずしも同業とは限らない。
思いがけないところから競争相手が現れる世の中である。
●鼎(かなえ)
古代中国で使われた、三本足の鉄のかま。
「―の軽重(けいちょう)を問う」
(周の定王の時、楚の荘王が周の王室に伝わる宝である
九鼎(きゅうてい)の大小・軽重を問うた故事から、
統治者を軽んじこれに代わって天下を取ろうとすること。
転じて、ある人の実力を疑って、その地位をくつがえそうとすること)
(出典:Google)
●君側の奸(くんそくのかん)
君主の側で君主を思うままに動かして操り、
悪政を行わせるような奸臣(悪い家臣・部下)、の意味の表現。
(出典:https://www.weblio.jp/content/君側の奸)
●常磐津(ときわず)
浄瑠璃(じょうるり)節の一派。常磐津文字太夫(もじだゆう)の創始。
語りと唄(うた)が半ばし、広く庶民にゆきわたった。
舞踊・歌舞伎(かぶき)とも縁が深い。
(出典:Google)
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