200303 スティーヴン・C・ロウ / 『ウィリアム・ジェイムズ入門』読書グラフィ今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★スティーヴン・C・ロウ (著)、本田理恵 (訳) / 『ウィリアム・ジェイムズ入門: 賢く生きる哲学』



※どうせ読むのが大変な本なら、本人の著書を読んだほうが良いと思った。



●『多元的宇宙(A Pluralistic Universe)』より


「犬や猫は、書斎で本を見たり人々の会話を耳にしても、

 その意味がまったくわかりません。


 われわれも、この宇宙のなかでは、犬や猫と同じなのかもしれません。」



●『教師と学生に語る(Talks to Teachers and to Students)』より


「何かをうまくなしとげるためのやり方とは、逆説的に聞こえるかもしれませんが、

 自分がその何かを行なっているかどうかを、まったく気にかけないことなのです。


 そのうちに、おそらく神の恵みによって、

 自分がたしかにそれをしているのにはっと気づくはずです。


 そして、その要領をおぼえてしまえば、

(またもや神の恵みによって)そのまま続けていくことができるでしょう。」



プラグマティズム

 私は、プラグマティズムを仲介者や調停者と呼び、

 理論の「硬さをほぐす」ものであると述べました。


 実際に彼女(プラグマティズム)は、

 いかなる偏見も邪魔になるドグマも持っていないし、

 何を証拠とみなすかについての厳しい規準も持っていません。


 プラグマティズムは、まったく温和です。

 どんな仮説でも受け入れ、どんな事実も考慮します。


 プラグマティズムは、母なる自然のように、多面的で柔軟な態度をとり、

 豊かで限りない資源を湛え(たたえ)、有効的な結論を下すのです。



プラグマティズム

 ドイツ語の「pragmatisch」という言葉に由来する、

 実用主義道具主義、実際主義とも訳される考え方。

 元々は、「経験不可能な事柄の真理を考えることはできない」という点で

 イギリス経験論を引き継ぎ、

 概念や認識をそれがもたらす客観的な結果によって科学的に記述しようとする志向を持つ点で
 従来のヨーロッパの観念論的哲学と一線を画するアメリカ合衆国の哲学。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/プラグマティズム



●ドグマ

 宗教・宗派における教義のこと。
 
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ドグマ)



#読書 #人生訓

ティーヴン・C・ロウ (著)、本田理恵 (訳) / 『ウィリアム・ジェイムズ入門: 賢く生きる哲学』