190903 狩野みき / 『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』 読書グラフィ
読書グラフィ 今日読んだ本
★狩野みき / 『世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業』
●クリティカル・シンキング(critical thinking)
簡単に言うと
「他人に流されずに、自分でじっくりと主体的に考えるための思考法」。
ひとりよがりでない、
健全な「自分だけの答え」や「意見」を持つための必須スキル。
情報や意見・主張の是非を吟味し、よりよい「答え」を模索する。
この場合のcriticalは、慎重に判断するという意味。
●自分の意見の作り方 3ステップ
(1)この事態について自分が理解していることは何か、確認する。
自分は何を、どのくらい理解しているのか確認する。
(2)この事態をもっと理解するために調べなければならないことは何か、
を把握して調べる。
疑問に思うこと、知りたいことを調べる。
(2)-1 理解できていないことはなにか、きちんと挙げてみる。
(2)-2 「理解できていないこと」をなくすための、
効果的な質問を考えてみる。
(2)-3 実際に質問するクセをつける。
(3)この事態をどう切り抜けるべきか、という「自分の意見」をもつ。
●(述べられていることに対して)考えなければいけない2つの問題
(1)根拠として述べられている内容は「正しい」のか。
(2)根拠が根拠になっているのか。
●根拠力をつけるエクササイズ
(1)<初級>自問して、根拠を考える。
(2)<中級>比較しながら、なぜ、選択したのかを自問する。
(3)<上級>ビジネスシーンで根拠を考える。
●「本当に理解できているのか?」をチェックする 7つの方法
(1)5歳児に説明するつもりで話してみる。
(2)カタカナ語を掘り下げる。
(3)英語に訳してみる。
(4)理解できていないことを知るための
「理解度チェックシート」
「理解していること」と「理解できていないこと」を表にまとめる。
(5)5W1Hでツッコミを入れる
Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、
Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように)
(6)「信号色のマーカー」で、吟味する。
・緑・・・100%理解できていること。
・黄・・・なんとなく理解できるけど、100%は理解できていないので、
調べたほうがよさそうなこと。
・赤・・・これはどうしても理解できないぞ、要再検討と思うこと。
(7)急に意見を求められたら「よい質問」をする。
●アインシュタイン
「平易な言葉で説明できなければ、十分に理解しているとは言えない」
●「よい質問」のポイント 12か条
(1)「いつ、どこで、誰が、何を、どのように」
(2)「なんのために?」、「なぜそう言えるの?」
(3)情報にツッコミを入れる。
(4)必然性を問う。
(5)データなどの正当性・妥当性を問う。
(6)あいまいな言葉をチェックする。
(7)似て非なるものを引き合いに出す。
(8)物事の両面を確認する。
(9)きっかけ・起源について尋ねる。
(10)なぜ「今」なのか、を問う。
(11)長期的な展望について聞く。
(12)インタビュワーになったつもりで、背景を尋ねる。
#読書 #ビジネス